「死後離婚」が流行りだといいます。
ちょっと聞いた会話でも、「それいいねぇ」というのが最近のママたちの本音の意見ではあるようです。
夫や夫の親と同じ墓には入りたくない、姑の世話もしたくない、夫の家族とは縁を切りたい。
夫の死後、法的にはもちろん簡単にすることができるのですが、それって、本当によい方法なのでしょうか。
結論を先に言えば、一時的にはサッパリするかもしれませんが、けしていい方法だとはいえないのです。どうか思いとどまることをお勧めします。
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先回運勢のお話をした時、親孝行と先祖供養が大切だ、という話をしました。
既婚女性の場合、気持ちとしては、実家の両親や、実家の供養には自然に気持ちがいくのですが、嫁ぎ先の親、つまり舅、姑には何年たってもしっくりいかないどころか、確執が強まっていることもあるようです。
実家の両親を大切にするなとはもちろん言いませんが、本当は、嫁いだからには、まず大切にすべきは嫁いだ夫の家、それが幸せに結びつくようです。
妻、嫁の幸せは、嫁ぎ先で夫や義父母など家族に愛されることだといいます。
愛してくれない夫や家族のせいで不幸せ、と感じることも多いでしょうが、よく考えてみれば、どれだけ尽くしているか、心から思っているかで、愛され方は変わってくるのかもしれません。
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これまで誰も教えてくれなかったかもしれませんが、女性の幸せになる道は、やはり正しく、為に生き、親孝行することに尽きるようです。
それに抗って反対のことをすればするほど、自己中の生き方になり、それが自分の首を絞めることになり、幸せから遠ざかってしまうといいます。
結論は先に言いましたが、運勢的に見れば、「死後離婚」はよいものではありません。
道義的に考えても、薄情な仕打ちですし、形的には出戻りと変わりませんが、かばってくれる親もすでにいないことも多く、死後も実家のお墓で肩身の狭い思いをすることになりそうです。
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せっかく我慢しながら仕えた夫の家系、それは自分の子孫の家系になるわけです。
死後であれ、そこと縁を切れば、それまでの苦労は何にもならず、子孫にも悪いものを残すことになってしまいます。
また、私たちの人生というのは死んで終わりではありません。
肉体をもってのこの人生はいつか終わるのですが、私たちの本当の人生、永遠の霊界では、愛を呼吸するといいます。
死後であれ離婚となれば、愛の関係を断つことになるので、呼吸困難に陥るような苦しい状態になってしまうといいます。
幸せになるためには、愛情関係を円満に保つこと、特に夫婦関係は一番の要になります。
実は、嫁姑の問題も、自分や両親の夫婦の仲が円満であれば、あまりおこらないらしいのです。
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ご主人のせい、お姑さんのせいにしたいことは、いっぱいあるかもしれません。
それでも、夫や家庭に尽くしていったとき、それが子どもの人生を守る鎧にもなり、嵐も乗り切れる素晴らしい環境という船にもなるのだとか。
また、損をしてばっかりのような自分自身が、一番、ご褒美をもらうことになるといいます。
こんな夫、こんな家は捨てて、新たな人生を生きようとしたとして、一度作った「縁」は、戸籍からいくら抜けても切ることができないといいます。
生まれ育った家や環境を基準に、自分の物差しだけで見れば、どうも物事が解決しないようです。そしてしまいには、自分の首を絞めることになるとは…!
ここで、愛される嫁、妻、母になりなさい、と神様に送り出されたのが嫁ぎ先だとすれば、私はすでに婚家と運命を共にしている。
それが馴染まない、嫌だといって、嵐の中を強引に船を下りたら、どうなるか考えてみましょう。それほど無謀なことが死後離婚だといえそうです。
家庭は私を守る船。ちょっと揺れるからと、一人でボートで脱出して、実家の船に拾ってもらうという感じでしょうか。
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私自身も、誰のせいにしても仕方ない、みんなを愛する女性となれれば、もうちょっと心が平安でいられるのに、と反省してばかりの毎日です。
今日お話をしながら、また次の機会に、出戻りの三世代同居(2世帯家庭)、嫁姑と夫婦仲のお話などしたいと思いました。
プロフィール
ほんままゆみ(本名:栗原まゆみ)
世界平和の夢をあきらめられない、ヨーロッパ滞在歴≒ボランティア歴ありの、三男一女の母。見えない世界、霊界、神様についてや、ズバリあなたの使命をお答えします。夢を叶えたい人、カウンセリング募集中!(四柱推命鑑定も可。)
自作の小説と詩のサイトはこちらから→三月 さくら待つ月、四月 しあわせの始まり
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