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2012年03月17日

「独りではない」?! 若者たちに語り掛ける宮澤章二の詩7


2012.03.16 和泉川 梅



独りではない


ひとりっきりで耐えねばならぬ季節には
ひとりっきりで耐える強さを持とう……
草の芽たちは みんなそうして育った
けれど 育ってみると独りではなかった
まわり中に 同じ強さを持つ仲間があふれ
ありあまる若さで光り合っているのだ

ひとりっきりで咲かねばならぬ季節には
ひとりっきりで咲く勇気を持とう……
花のつぼみたちは みんなそうして開いた
けれど 開いてみると独りではなかった
まわり中に 同じ勇気を持つ仲間があふれ
香り合う美しさで共に輝いているのだ

勇気に満ちた強い心 それが命を磨く
磨かれた命は仲間を呼び 仲間に出合い
はればれと生き抜く宇宙を そこにつくる




「ひとりっきりで絶えねばならない季節には…」ひとりで耐えるしかないと、厳しく言うようですが、よく聞くととても温かい詩なのです。

皆耐えなければならないこと、ひとりだけでやり抜かなければならないことも、実際あるので、それは自分の責任でがんばるしかないのですが、自分だけじゃないよ、と言ってくれているのです。

耐えてきた人ほど、また何かをやり切った成果をもった人ほど、同じ苦労をした人の気持ち、痛みが分かるのではないでしょうか。

また、同じように越えたものを持っている人に出会うと、妙に嬉しいものです。
なんか、淋しさが急に消されていったりして。

辛いのは「自分だけじゃなかった」
大変なのは「自分だけじゃなかった」
頑張っているのは「自分だけじゃなかった」
そう思うだけで、元気が出てきますね。

思春期の若者たちにとっては、友だちほど財産になり、慰めになる存在はないでしょう。初めて家族を越える存在に出会えるのが、この時期です。
より刺激となる関係を作ってほしいですね。

卒業式のシーズンとなりました。
旅立ってゆく人たち一人ひとり、独りじゃないっていう想いをもって、種のような財産、仲間との関係を作ってほしいし、今からでもきっと大切な人たちに出会えるでしょう。

「独り」というと、
独身、シングルという意味に聞こえてしまう人もいるかと。
「独りじゃない」っていうのは
家族だよ。みたいにも取れますね



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宮澤章二
「行為の意味 青春前期のきみたちに



2012年03月10日

「君たちが歩くとき」一人ではない?! 若者たちに語り掛ける宮澤章二の詩6


2012.02.22 和泉川 芽吹き


明日、3月11日は東日本大震災から1年を迎えますが、
「思いは見えないが 思いやりは見える」で知られた
宮澤章二さんの命日でもあります◇

君たちが歩くとき


君たちが歩くとき
君たちは一人ではない
隣りにも 前にも 後ろにも 
君たちの仲間がいる

仲間のすべてが 汗だらけの顔で笑う
仲間のすべてが 信じ合う声で歌う
その顔にかがやく 君たちの希望
その声が呼ぶ 君たちの未来
君たちの心のカメラは 
大自然のよろこびをとらえ
人間同士を結びつけるきずなの太さを写す

君たちが歩くとき 
君たちは一人ではない
隣りにも 前にも 後ろにも 
同じ道を行く仲間がいる
互いに支え合う仲間がいる




宮澤章二さんは、2005年の3月11日に家族が見守られる中、85歳で亡くなっています。
約300校もの校歌を作詞された実績とともに、30年間の長い期間、埼玉の教育関係の冊子を通して、毎月中学生に向けて詩を贈り続けました。それがライフワークになっていたということです。

昨年の大震災以後、ACジャパンの広告を通して脚光を浴びた詩「行為の意味」のフレーズは心に残るものですが、そんな温かく心に響くメッセージ的な詩を多く作り出してくれました。

今回調べてみると、3月11日、大震災の日が命日だということ。同じ日が命日だということ、また震災を機に脚光を浴びたということ、それは偶然のことではないと思います。

また、3月は命日のある月だったので、私が何篇も取り上げたのは、たまたま詩集を手にしたからなのですが、彼が詩を通して若者だけでなく多くの人たちに、激励の言葉をあげたいその想いが、いつの間にか伝わって、そうすることになったのかもしれません。
宮崎章二さんの月みたいになってしまいました。

命日というのは亡くなった人にとっては、お誕生日のように大切なものだといいます。その日には、家族や地上の私たちの側に来れるとか、言われたりしますね。
供養というのはその人が喜ぶことをしてあげることですが、命日だけでなく、11日の月命日、そして三月が命日なら、その月を供養月と考えて、特に意識してあげるといいようです。

月命日といえば、私の父も(ホイットニー・ヒューストンも)先月の11日が命日ですし、9.11の犠牲者も同じ月命日同士、ということで明日11日は、犠牲者を悼む日になりそうです。

今日紹介した詩は、以前、詩「行為の意味」と一緒に紹介していますが、彼の30年間の若者たちへのメッセージを凝縮した詩集「行為の意味 青春前期のきみたちに」、その巻頭詩となっているものです。

震災後にふさわしい「きずな」を表すパワーをくれる詩だと思います。


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宮澤章二
「行為の意味 青春前期のきみたちに





2012年03月06日

早春の呼吸?!「身構えているもの」若者たちに語り掛ける宮澤章二の詩5


春の雪。



身構えているもの


早春の風の声を 胸に受けとめながら
ひとりひっそりと呼吸を整え
力を溜めて 身構えているものたち

枝の先の 新しい花のつぼみ
薄ら氷(ひ)の下の 小川に育つさかな
厚い土のなかの 若草の芽

自分の呼吸は自分で整えなければならない
自分の力は自分で溜めなければならない
― それこそ 自らが生きている証拠

聞こうと身構えているものたちの
泳ぎだそうと身構えているものたちの
伸びようと身構えているものたちの
熱い気迫が むんむんとあふれる
そんな 早春の大地に 私も立っている


宮澤章二
「行為の意味 青春前期のきみたちに」より



蕾、そして芽吹き、寒さの中にも、新しい季節が近づいています。
まだ厳しい張りつめた空気、冷たさの中に春の気配を感じる。。。

「自分の呼吸は自分で整えなければならない
自分の力は自分で溜めなければならない」
それが私たちの「生きている証拠」だと言います。

お膳立てされたもの、すでに準備されたものは、ほとんど整っているけれど、最後の呼吸は自分自身で整え、覚悟を決めなければならないということでしょうか。

早春というのは、自然のなかにある、辛抱強く時を待っている、「身構えた」空気、息使いをいろんな動植物の中に見るんでしょうね。
自然の中の気を感じるというのは、そういうことなのでしょう。

青春前期というのは、思春期のことでしょうか。早春というと、特に中学生くらいの思春期成り立ての姿を連想します。
作者が、そんな若者たちからも、熱や気を感じ、刺激を感じていたのかもしれない、とふと思わされました。


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宮澤章二
「行為の意味 青春前期のきみたちに