心が風邪をひく時というのは、心が寒い時。
「鬼のかく乱」は鬼が風邪をひいたのではなく、心の中に子鬼のような暴れ者を持ってしまった、という感じです。
その鬼が結構寂しがり屋で、焼きもちやきで、怒りんぼで、泣き虫だったりします。
心の中で、寒いと主張しているのです。
どんな時に心が風邪をひくのか考えてみると、人が原因のようで自分が原因のことが多いのです。
今日こんなに寒いから風邪をひいた、と言い訳してみても、本当はお天気は理由にはなりません。
同じお天気でも風邪をひかない人も多いし、自分を振り返ってみても、風邪をひくのは、気分が悪いことがあった、寂しい思い、誰も自分をわかってくれない、そんな思いが湧いてきた時だったりします。
ちょっとの苦しい状況も、気を引き締めて「頑張ろう」と思っている時には風邪はひかないものです。
自分の気持ちをよく分析してみると分かる場合もあることでしょう。
◇
自分の思いが風邪を引き寄せる?!
(私の体験談)
私は、一瞬にして風邪をひいた経験があります。その経験はとても貴重な発見をさせてくれました。
その体験談です。
仕事を目前にしていました。体はその場に向かっていましたが、睡眠不足で疲れていたので、出来ればやりたくないという思いがあったのです。
その時の私の気持ちの持ちようがよくなかったんですね。
魔が差しました。自分でよく分かっているのですが、とっても気が進まなかったのです。明らかに悪い思いを持ちました。
いつもの積極的な思いが消えて、ボスに対して非難したくなる思いがふと湧いたのです。
すると一瞬にして、寒気が来て、ぐっと一気に体調が悪くなりました。
私の悪い思いを、ここぞと、つかんだ鬼がいたんですね。
どうせやらなければならない仕事なら、気持ちよくやる気を持って臨むのが自分の健康のためです。
嫌々ながらするのは、その仕事やボスが悪いんじゃなくて、自分が悪かったと今では分かりますが、もう、後の祭りでした。
その時は、自分のせいで風邪をひいて、辛いのは自分でしたし、周囲の人にも迷惑を掛けました。
人の思いをさっと察知して、病気を連れてくる、霊界のいたずらとも言うべき、霊的な作用があるのだ、と身を持って知りました。
私は特に少し霊的な体質があるようなのですが、霊的に分かる分からないは別にして、それは誰にでも起こっていることであると思います。
マイナス的な思いを持っていると、悪い霊の影響があるようです。
霊というと、疑いの思いを持たれる方がおられるでしょうが、マイナス的思いというのは、巷に溢れている風邪のウィルスなど、マイナス的なものを受けやすいと考えてみたらわかりやすいでしょう。
◇
風邪をひいてしまったら、こじらせないですぐ治しましょう。
体も疲れていたり、寒い時期で冷やしたりしていることが多いですから、まず体を温め、温かい飲み物や消化しやすい食べ物を摂って、睡眠を摂ることが一番でしょう。
体が元気になれば、ちょっとした風邪なら、治ってしまいます。
心が原因だった場合でも、体が楽になれば、それがきっかけでケロッと切り替えられることも多いのです。
風邪をひく時というのは、充電の機会だと思って、もしも悩んでいること、気の重いことがあっても、それをいったん気持ちから切り離して、静養するのがいいですね。
いつまでも気持ちを引きずっていて、気持ちが切り替わらないと、風邪も引きずってしまうことになります。
季節の変わり目、節目にひきやすい風邪は、実は私の変わり目、節目を教えてくれるものだったりします。
そういう時は、孤独感を感じたりもするのですが、先程言ったように温かいものを摂って、体を温かくするとともに、お気に入りのもので心をぬくぬくにして、心の寒さを補いましょう。
心の風邪の原因となる心自体を変えられれば、風邪もすぐ治るのです。
誰が何を言って、どういうことをされた、ということは一旦忘れるように追い出して、爽やかな気持ちにしてみることができれば、もう風邪が治ったも同じです。
風邪になる時というのは、自分の心の中に、よくないものがさっと入って来た時です。それを追い出せれば問題は解決、ということです。
誰それのせいでも、お天気のせいでも関係ありません。
自分の心を爽やかに、おおらかにしておくのが、私たちの心と体の健康のためなのです。
悪い相手に騙されたとして、その相手が悪いのかもしれませんが、恨んだり、憎んだり、怒ったり、そんな思いは、私の害になるのです。早く追い出すのが得策です。
誰が、どれくらい悪いのだと、頭の中で証拠集めを始めたり、自分は被害者だという言い分をまとめてみたりすることは、有害なもの、毒性のあるものを、自分の中に充満させることになるだけです。
さっと、切り替えるのがいいし、そうでないと悪化しますよ。
◇
昨日言い忘れましたが、風邪になる大きい原因のひとつは、心と頭がバラバラな時です。
心と頭は同じだろう、というかもしれませんが、違います。
相田みつをさんの言葉、「頭ではわかってるんだけどなぁ」というやつです。
ただ受け入れてみれば、案外簡単かもしれませんし、今までは想像してもいなかった別の道があるかもしれません。それまでの私より一回り成長し、今までよりも高い所から、見えなかったものが見えるようになるかもしれません。
意外にも、理解されていないと感じていたのが、必要にされている部分を、単に忘れているだけだったりするかもしれません。
ボスが自分をわかってくれないと、責めるような思いになった時、風邪をひいてしまいましたが、よくよく考えてみれば、ボスの立場をよく知っている私ではありません。
ボスが私を信頼して、全体のことを見て判断し、指示していることに、大きな間違いはないのです。ふと我にかえれば、ボスへの恨み言を膨らませていた私自身の思いの方が、恐ろしいものだったのです。
案外、私たちの心に吹く隙間風というものは、思い込みとか一方的な視点から見るものが多かったりするのではないでしょうか。
一番大変な時に、ここという時に、私の心に隙間風を生じさせるものがある。そして、普段は大丈夫なのに、かく乱されてしまうのです。それが「鬼のかく乱」です。
よくあることだと、覚悟して備えていれば、風邪も防げるものでしょう。
それから、万が一、風邪をこじらせてしまったら、しっかり治療して、しっかり静養するしかありません。
その場合でも、心に変なものを増幅させないで、気持ちを楽に持って、ストレスに感じたその心を早く切り替えるのが、何より大切なのに変わりはありません。
長引く風邪の時、やはりこれは大きな変わり目、節目、大きなチャンスといえるのです。いい方に考えましょう。
AFPの写真で振り返る「顔の履歴書」 - サッカー日本代表・長谷部誠
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