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2010年12月18日

幽霊が氷のような人の心を変える奇跡?! 「クリスマス・キャロル」1


2010.12.08山手ベーリック・ホール世界のクリスマス2010フィンランドツリー.jpg


ディケンズによって書かれた「クリスマスキャロル」は1843年12月17日
あるいは19日に発行されました。

クリスマスキャロル.jpg


話はクリスマス・イブ、街角ではクリスマス・キャロル
(キリストの誕生を祝う歌)が聞こえ
厳しい冷え込みの一日だったが、金持ちで
この上ない守銭奴のスクルージにとっては
寒さも(暑さも)何の影響も与えない
彼ほど冷酷な人間はいないのだ
彼は訪れた甥の快活なクリスマスの挨拶と招待を、にべもなく断り
丁重に寄付を求めてきた紳士たちを、辛らつな言葉で追い払い
クリスマス・キャロルを歌った若者を震え上がらせて
事務所に務める書記(ボッブ)には、ろくな報酬も与えず
水槽のように冷えた部屋にいさせて、それでも給料泥棒のように言っている

誰もとかすことはできなかった彼の心を変えさせたのは
7年前に他界した共同経営者マーレイの幽霊と
三人の精霊たちだった
マーレイは過去の罪のために、鎖でがんじがらめになっていた
彼と同類のスクルージも同様に
既にこのような見えない鎖を自分で作っているのだと言う

そして予告どおり現れたのが、まず「過去のクリスマスの精霊」
彼はスクルージを少年時代に連れて行った
そこには孤独な、文学を愛する少年(スクルージ本人)がいて
また彼をこよなく愛してくれた優しい妹も登場する
次には若い頃の勤め先での、この上なく楽しかった
クリスマスのパーティーで幸せを思い出す

そして、(守銭奴となり始めた彼に絶望した)恋人との別れのシーン。
その恋人がその後築いた温かい家庭も精霊は見せ
彼が、その冷たい心によって失ったものを、教えてくれたようだった

そして、「現在のクリスマスの精霊」は、まず
彼が雇っている小男のボブの家庭へと彼をいざなう
彼はこの上なく貧乏な生活をしていたが、家族に愛されていた
子どもたち、中でも障害を持った末の男の子ティムの
純粋無垢さに彼は心を奪われる

そして、甥の家庭では、仲間たちを呼び
新婚の妻とその妹たちが素晴らしい食事を準備していた
スクルージは誰にも見えない存在になっているにもかかわらず
その場にいるのが楽しくなり
人知れずゲームでも声を張り上げて答えを言って参加していた

彼は、ボブの子ども、ちびのティムのことを心配するが
「未来のクリスマスの精霊」は
この子が死んでしまった嘆き悲しむ家族の姿を見せ
更に、ある老人の死を見せる
同業組合の誰も彼の弔いすら喜んでしたがらず
家の物や、着ていた服まで剥ぎ取り売る者がいて
無残に一人部屋に転がされていた死体
それがスクルージ自身だと知って呆然となる

彼はちびのティムのために、そして自分自身の無残な死のために
心から生まれ変わることを誓う

そして目覚めると、時はクリスマスの朝に戻っていた
スクルージは誓いどおりに生まれ変わり、ボブの家には大きな七面鳥を届け
街角の子どもにはお駄賃をあげ、多額の寄付を申し入れ
また甥の家に遊びに行き、明るく楽しく過ごした
そして、ちびのティムは死ぬことはなく
スクルージは彼の第二の父親になった

“May God bless you!”
「神様が私たちすべてに祝福を与えてくれますように」という
ティムの言った言葉でこの物語は終わる


幽霊によって、人が心を入れ替えるなんて、幽霊好きなイギリス人らしいですね。変わったことで一番幸せになったのは、スクルージ本人でした。

この「クリスマス・キャロル」は数々映画化されていますし、有名なお話です。
あらすじが長くなりましたので、この他の話は次回に譲ることにします。


物語に登場する「クリスマス・キャロル」を紹介します。

God Rest You Merry, Gentlemen


May God bless you!
よい一日を、そしてよいクリスマスを

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写真はひでわくさん
「山手ベーリック・ホール世界のクリスマス2010フィンランドツリー」





posted by kuri-ma at 06:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の本棚 文学の香り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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