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2010年08月19日

愛を覚えていた野良犬の話?!

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日本では、野良犬は全然見かけなくなりました。
今はペットブームで、ただの雑種の犬は見なくなりましたが、小型犬など、
ちょっとそれなりに高価なんだろうなという散歩中のワンちゃんたちを
よく見かけるようになりました。
メス犬もオス犬も処置されていては、子犬が産まれることもありませんね。
ペットショップでしか手に入れられない時代になりました。

さて、東欧のブルガリアにいた頃、よく野良犬たちを見かけました。
郊外の公園を住処にしている犬たちがいたのです。

その中で、ちょっと疲れたようなオス犬がいて、
私たちは「オヤジ」と呼んでいました。
見るからに雑種ではありましたが、性格のいい犬でした。

野良犬というのは始末が悪いものです。
人の手によってしつけられたことがなく、自分たちの生きるためには、
当然、人間様の迷惑は知ったことではありませんから。
人間という主人、あるいは愛情をかけて保護してくれる存在がいないと、
犬というのは野生動物以下の存在になってしまいます。

この「おやじ」は他の野良犬とちょっと違っていました。
なんとなくまじめなおじさんの姿に見えるので、
誰かがそう呼び始めたのです。
彼は私たちのそばが好きでした。

私が頭をそっと撫でてあげると、彼は、目を閉じて、
恍惚に浸るような状態になったものです。
私が行くたびに、遠慮がちに近づいてくるので、
いつも撫でてあげるようになりました。

私は、犬が恍惚に浸るということがあるとは思っていませんでした。
私が推察するに、彼は以前に人に飼われていたことがあったのでしょう。
その遠い、もう還ってこない飼い主との日々を追憶しているに
違いないと思いました。
少しあごをあげて、目を閉じている姿は
野良犬ながら、野良犬の心は持っていないようでした。

ある、季節は春だったか、彼は子犬たちを引き連れて世話していました。
母犬らしき犬を見掛けることもありました。
子犬たちは見るからに彼の子に違いないという毛色の犬や、
母犬と似たような子犬もいましたが、どちらともつかない子犬もいたのです。
おんなじ時に生まれた兄弟だと思うのですが。
母犬は、彼に一筋の犬ではなく、
浮気をしているのか他の犬といるのも見掛けました。「オヤジ」のいる所で!
彼ときたら、悲しそうな、でも仕方がないというような
なんとも言えない表情をしていました。

血統書というのがありますが、一回でも他の種類の犬と交わったら、
純血種は生まれないのだそうですね。
「オヤジ」の子どもたちと、母犬の状況を見た時に、
その通りだったとわかりました。

この一匹の犬は、私に多くのことを教えてくれました。

野良犬を英語でastray dogといいますが、単に迷い犬という意味も、
正道からそれた、堕落したというような意味もあります。

響きがstreet dogと似ているので、私はよくそこから、
street children、street kidsを連想しました。
路上で生活する子どもたちのことです。
日本にはいませんが、世界的な問題になっていますね。
モンゴルのマンホールチルドレンもその一種といえます。

「10年後のマンホールチルドレン」としてNHKで放送されたものを
以前見ましたが、同じものが映画になっていたようです。(下記参照)

それを見てもわかりますが、家庭が崩れ、
自分だけで生きていくしかなかった子どもたち、しかし成長してみると、
あんなにバイタリティーに満ちていたと思えた子供たちが、
しっかり家庭を築けず、親たちの行った様な道を行っているようです。

人間も浮浪児というのは、人間生活の基礎を作りにくい。
愛情や、人間性というものを味わい培う本当の家庭がなければ、
野良犬と同じように、はみ出しもののままなんですね。

野良犬でも人間に愛された記憶を忘れないのに…。

私はもうこの世にはいないに違いない「オヤジ」を思い出し、
そっと撫でてあげた時の彼の陶酔したような表情を思い出します。
果たして彼の子犬たちは、無事に生き延びたかどうか…。
彼は、私があの世に行った時、近くにきてほしい犬です。

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参照「マンホールチルドレン」(映画)
   「マンホールチルドレン」 ← 紹介しているブログ
   (10年にわたるドキュメンタリーのあらましがわかります)


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posted by kuri-ma at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛と幸福 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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