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2018年12月17日

☆サンタクロースっているんでしょうか?!★ 120年前の少女の質問に名回答

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2018.12.05 ベーリック・ホール 世界のクリスマス2018 子供部屋 サンタ


この世界で一番確かなこと、
それは、
子どもの目にも、大人の目にも、
見えないもの




12月ともなると、どこもかしこも、クリスマスムード一色ですね。

クリスマスといえば、サンタさん。

(サンタ)ニコラオスの存在が、サンタクロースの起源ともいわれていますが、今は世界中サンタクロースを知らない所はないほどになりました。

さて、サンタクロースっているんでしょうか。

8歳の少女の質問に、優しく答えた新聞社の記者がいました。
それは、120年を経て、今なお残る名社説として、語り継がれることになりました。

真実と愛はいつまでも残るものだ、存在し続けるものだ、と彼は実証したのです。

だから、もちろん、サンタクロースも…!



──記者さま

わたしは8つです。
わたしの友だちに、「サンタクロースなんていないんだ」
って言っている子がいます。
パパにきいてみたら、「サン新聞に問い合わせてごらん。
新聞社で、サンタクロースがいるというなら、そりゃもう、
たしかにいるんだろうよ」と、言いました。
ですから、お願いです。教えてください。
サンタクロースって、本当に、いるんでしょうか?

バージニア・オハンロン



バージニア、お答えします。

サンタクロースなんていないんだ
という、あなたのお友だちは、間違っています。

きっと、その子の心には、今流行の、
何でも疑ってかかる、“うたぐり屋根性“
というものが、染みこんでいるのでしょう。

うたぐり屋は、目に見えるものしか信じません。
うたぐり屋は、心の狭い人たちです。

心が狭いために、
よくわからないことが、たくさんあるのです。
それなのに、自分のわからないことは、
みんな嘘だと決めているのです。

けれども、人間の心というものは、
大人の場合でも、子どもの場合でも、
元々たいそうちっぽけなものなんですよ。

私たちの住んでいる、この限りなく広い宇宙では、
人間の知恵は、一匹の虫のように、
そう、それこそ、アリのように、小さいのです。

その広く、また深い世界を推し量るには、
世の中のことすべてを理解し、
すべてを知ることのできるような、
大きな、深い知恵が必要なのです。



そうです、バージニア。
サンタクロースがいるというのは、決して嘘ではありません。
この世の中に、愛や、人への思いやりや、
真心があるのと同じように、
サンタクロースも確かにいるのです。

あなたにも、わかっているでしょう。
──世界に満ちあふれている愛や真心こそ、あなたの毎日の生活を、
美しく、楽しくしているものなのだということを。

もしもサンタクロースがいなかったら、この世の中は、
どんなに暗く、寂しいことでしょう!

あなたのような可愛らしい子どものいない世界が、
考えられないのと同じように、
サンタクロースのいない世界なんて、想像もできません。

サンタクロースがいなければ、人生の苦しみを和らげてくれる、
子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスも、
なくなってしまうでしょうし、
私たち人間の味わう喜びは、
ただ目に見えるもの、手で触るもの、
感じるものだけになってしまうでしょう。

また、子ども時代に世界に満ち溢れている光も、
消えてしまうことでしょう。



サンタクロースがいない、ですって!

サンタクロースが信じられないというのは、
妖精が信じられないのと同じです。

試しに、クリスマス・イブに、パパに頼んで探偵を雇って、
ニューヨーク中の煙突を見張ってもらったらどうでしょうか?
ひょっとすると、サンタクロースを、捕まえることが
できるかもしれませんよ。

しかし、たとい、煙突から下りて来るサンタクロースの姿が
見えないとしても、それが何の証拠になるのです?

サンタクロースを見た人は、いません。
けれども、それは、サンタクロースがいないという
証明にはならないのです。

この世界で一番確かなこと、それは、
子どもの目にも、大人の目にも、見えないものなのですから。

バージニア、あなたは、妖精が芝生で踊っているのを、
見たことがありますか?もちろんないでしょう。
だからといって、妖精なんて、ありもしないデタラメだなんて
ことにはなりません。

この世の中にある見えないもの、見ることができないものが、
何から何まで、人が頭の中で作り出し、想像したものだ
などということは、決してないのです。



赤ちゃんのガラガラを分解して、どうして音が出るのか、
中の仕組みを調べてみることはできます。

けれども、目に見えない世界を覆い隠している幕は、
どんな力の強い人にも、いいえ、世界中の力持ちが
寄ってたかっても、引き裂くことはできません。

ただ、信頼と想像力と詩と愛とロマンスだけが、
そのカーテンを一時引きのけて、幕の向こうの、
例えようもなく美しく、輝かしいものを、見せてくれるのです。

そのように美しく、輝かしいもの、それは
人間が作ったデタラメでしょうか?

いいえ、バージニア。
それほど確かな、それほど変わらないものは、
この世には、他にないのですよ。

サンタクロースがいない、ですって?
とんでもない!

嬉しいことに、サンタクロースはちゃんといます。
それどころか、いつまでも死なないでしょう。
一千年後までも、百万年後までも、
サンタクロースは、子どもたちの心を、
今と変わらず、喜ばせてくれることでしょう。


1897年9月21日
ニューヨーク・サン新聞 社説に掲載



120年前も、今も、多くの小さな子どもたちが、サンタクロースを信じ、イヴには、夢一杯の思いで床に就くことでしょう。

サンタクロースはいない、そう知った日から、大きなものを失う私たち。。。
しかし、信じている、貴重な小さな子どもたちのために、この地球全体が、クリスマス・ムードを作り、プレゼントが無事に届くよう、一役買っています。

サンタクロースが子どもたちにあげるものはプレゼントだけではありません。
子どもたちは、大きな夢と真心を一緒にもらっているのです。
それは、サンタさんを心待ちにしていたことのある、すべての大人たちの願いも込められているからではないでしょうか。


2018.12.11 クリスマスマーケットin横浜赤レンガ倉庫



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ほんままゆみ(本名:栗原まゆみ)
世界平和の夢をあきらめられない、ヨーロッパ滞在歴≒ボランティア歴ありの、三男一女の母。見えない世界、霊界、神様についてや、ズバリあなたの使命をお答えします。夢を叶えたい人、カウンセリング募集中!(四柱推命鑑定も可。)
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2018年12月14日

☆幽霊好きなロンドンっ子の「クリスマス・キャロル」?! 2018★ 

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2018.12.05 山手111番館 世界のクリスマス2018 食卓と台所の間


イギリスには
幽霊がよく姿を見せる。

死んだ後も
そのままそこに
住んでいるに過ぎない
と考えてもよい


木村治美




イギリス人は幽霊マニアと言われる人たちがいるほど幽霊好きであり、多くの幽霊スポットがあります。

幽霊や聖霊が登場する「クリスマス・キャロル」は、イギリス、ロンドンを舞台にしたチャールズ・ディケンズの代表作。

今日は翻訳した木村治美さんの文章を参考にし、楽しい幽霊話を。


イギリスの文学作品にはよく幽霊が登場するといいます。
シェークスピアの「ハムレット」にも重要な役割として、ハムレットの父(先王)の幽霊の存在がありますが、ディケンズはマーレイの幽霊を説明する前置きとしてそのことに触れています。

木村治美さん曰く、フランスの文学作品にはそれがないことから、「まるで幽霊は、あの狭いドーバー海峡が渡れなかったみたいだ」。

イギリスで、妖精、幽霊、死神のようなものが当然のように登場するのは、ケルト神話に影響を受けているらしいのです。

また、イギリスの幽霊は不気味ではあるが、「良き幽霊」が多いようだ。
それに対して日本の幽霊は「うらめしや〜」と言って祟るものが多いというのですが、その通りですね。

クリスマスにはすべての死者が蘇り集うという、仏教のお盆のような言い伝えもあるとのこと。

良き幽霊の雰囲気が、歴史と共に息づくイギリス、そしてロンドン。
きっと、このクリスマスにも、似たような精霊による奇跡が起こっても不思議ではありません。


イギリスには幽霊がよく姿を見せる。

建物が古いので、かつてそこに住んでいた人が、死んだ後も
そのままそこに住んでいるに過ぎないと考えてもよい。

…幽霊人口はとても多く、幽霊出没認定協会とかいった、いかにも
イギリスらしい組織があり、
よく調査した末、確かにこの建物にはこの幽霊が出るという
認定書を発行してくれるらしい。
(木村治美)


「クリスマス・キャロル」に登場するクリスマスの食卓は、今も変わらずに残されていて、日本でのお正月料理のように、定番となっているようです。

メイン料理はもちろんトリの丸焼き。七面鳥とは限らなく、予算と好みでダックでも、チキンでもよいとのこと。
貧しいボッブの家ではガチョウでした。

そして、デザートはクリスマス・プディング。これは、とってもとっても甘くて、また肉汁を加えてあり、あまり日本人好みの味ではないそう。

イギリスだけでなく、欧米ではクリスマスは家族の行事。
今でもキャンドルを灯したりして、国や地方によって少しずつ違っても定番のご馳走を囲むのです。
日本のお盆やお正月のような、伝統的なものなんですね。


日本でも今や独特のクリスマス文化ができています。クリスマスキャロルが流れたり、キリストの生誕を祝うような雰囲気はほとんどありませんが…。

たとえケンタッキーであっても、トリを食べ、なぜかケーキで祝い、プレゼントを交換し、サンタクロースとクリスマスツリーが街に溢れて、個人の家庭でもイルミネーションで飾る家が増えてきました。

クリスマスの伝統も何もなかった日本の国にも、年中行事として定着したクリスマス。それはそれで意味があるものでしょう。

クリスマスをお金儲けの道具にしている金の亡者のような人の前には、スクルージに現れた「心優しい幽霊」が、現れるかもしれません。
そんな噂をどこかで聞いたら教えてください。

まだちょっと早いですが、メリークリスマス!
May God bless you ! (神の祝福がありますように!)



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現代のニューヨークにリメイクした
↓コメディー映画「三人のゴースト」

  
ミュージカル版映画 ↑
感動作「クリスマス・キャロル」


↓初版当時の挿絵も、訳もいい。小説の単行本
  
参考にした木村治美さんの文章は ↑
こちらの本に掲載されています。
小説(文庫本)



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2018年12月11日

☆イギリスのクリスマスはこれ?! 「クリスマス・キャロル」★2018

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2018.12.05 山手111番館 世界のクリスマス2018 食卓


175年前の12月に、ディケンズの「クリスマス・キャロル」は発行されたといいます。(1843年12月17日あるいは19日と言われる)

イギリスでは本当に馴染み深いもので、クリスマス前になると、ロンドンの目抜き通りにあるデパートのショーウィンドーに、一目で「クリスマス・キャロル」の愛すべき登場人物たちだとわかるようなディスプレイがなされるそうです。

イエス・キリストの生誕にまつわるディスプレイが、ヨーロッパでは普通だと思っていたのですが、イギリスでいかに愛されている物語かがわかりますね。

今日は、ざっと、このお話をダイジェストで紹介します。

クリスマスキャロル.jpg
原本扉
(当時の挿絵)

*

話はクリスマス・イブ。
街角ではクリスマス・キャロル(キリストの誕生を祝う歌)が聞こえ、厳しい冷え込みの一日だったが、金持ちで守銭奴のスクルージにとっては寒さも何の影響も与えない。
彼ほど冷酷な人間はいないのだ。

スクルージは訪れた甥のクリスマスの挨拶と招待を、にべもなく断り、
丁重に寄付を求めてきた紳士たちを、辛らつな言葉で追い払い、
クリスマス・キャロルを歌った若者を震え上がらせて、
事務所に務める書記(ボッブ)には、ろくな報酬も与えず水槽のように冷えた部屋にいさせて、それでも給料泥棒のように言っていた。

*

誰も解かすことはできなかった彼の心を変えさせたのは、
7年前に他界した共同経営者マーレイの幽霊と、三人の精霊たちだった。

マーレイは生前の罪のために、鎖でがんじがらめになっていた。
自分と同類のスクルージも同様に、既にこのような見えない鎖を自分自身で作っているのだと警告する。

*

そして予告どおり現れたのが、まず「過去のクリスマスの精霊」。
精霊はスクルージを、少年時代に連れて行った。
そこには孤独な、文学を愛する少年(スクルージ本人)がいて、
また、幼くて死別した、こよなく慕ってくれた優しい妹も登場する。

続いては、若い頃の勤め先での、この上なく楽しかったクリスマスのパーティー。
彼は幸せだった頃を思い出す。

そして、(守銭奴となり始めた彼に絶望した)恋人との別れのシーン。
その恋人がその後築いた温かい家庭も精霊は見せ、
スクルージが、その冷たい心によって失ったものを、教えてくれたようだった。

*

次に「現在のクリスマスの精霊」は、最初に、彼が雇っている小男のボブの家庭へと彼をいざなう。
ボブはとても貧乏な生活をしていたが、家族に愛されていた。
子どもたち、中でも障害を持った末の男の子ティムの純粋無垢さに、スクルージは心を奪われる。

そして、甥の家庭では、仲間たちを呼び、新婚の妻とその妹たちが素晴らしい食事を準備していた。
スクルージは誰からも見えない存在になっているにもかかわらず、その場にいるのが楽しくなり、人知れずゲームでも声を張り上げて答えを言って参加していた。

*

次に、「未来のクリスマスの精霊」は
ボブの子ども、ちびのティムが死んでしまい嘆き悲しむ家族の姿を見せた。

更に、ある老人の死を見せる。
同業組合の誰も弔いすら喜んでしたがらず、家の物や、着ていた服まで剥ぎ取り売る者たち、そして、無残に一人部屋に転がされていた死体。
墓石の名前を見せられて初めて、それがスクルージ自身だと知って呆然となる。

彼はちびのティムのために、そして自分自身が無残な死を迎えないために、心から生まれ変わることを誓う。

*

そして目覚めると、時はクリスマスの朝に戻っていた。

スクルージは誓いどおりに生まれ変わり、ボブの家には大きな七面鳥を届け、
街角の子どもにはお駄賃をあげ、多額の寄付を申し入れ、
また甥の家に遊びに行き、明るく楽しく過ごした。

そして、ちびのティムは死ぬことはなく、
スクルージは彼の第二の父親になった。

「神様が私たちすべてに祝福を与えてくれますように」という
ティムの言った言葉でこの物語は終わる。
“May God bless you !”

*


幽霊によって、人が心を入れ替えるなんて、幽霊好きなイギリス人らしいですね。
変わったことで一番幸せになったのは、スクルージ本人でした。

次回は、この物語にまつわるお話です。



今日もいい一日を
May God bless you!(神様の祝福を!)

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