「幸せを、科学する」ということで、お伝えしてきました。
8つの項目について、今日は最後の3つをまとめてご紹介します。
この3つの項目に共通するように、自分ではなく、相手との関わりの中で、幸福を感じるといいます。
特に、人のためになることをした時、幸せだと感じるんですね。
ということは、自己中では、なかなか本当の意味で、幸せを感じにくいということでしょう。
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6. 自分のためにお金を使うより
人のために使う方が幸せ
6. 自分のためにお金を使うより
人のために使う方が幸せ
与える喜びは人間の基本的な欲求である。
実際に、カナダの大学生に現金を渡し、自分のためにお金を使うグループと自分以外のためにお金を使うグループに分けたところ、人のためにお金を使ったグループのほうが、はるかに幸福度が高かった。
これは、先進国だけに限られた現象ではない。
ウガンダのような貧しい国でも同じ様な研究結果が出ているようだ。
生活費だけで精一杯と思っているときでも、ほんのすこし贅沢を我慢して友人に何かをプレゼントしたり、寄付をしたりするのはお互いの幸福感をブーストさせる一番簡単な方法だ。
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7. 社会性、他者との関係が
幸せには必要
7. 社会性、他者との関係が
幸せには必要
友人や家族、まわりの人と良好な関係であることは幸福感を増大させる為に大きな効果を発揮する。
たとえコーヒーショップの店員と会話を交わす程度でも、効果が見込める。 コンビニで買い物をしたときに、「ありがとう」と言うだけで人見知りは改善されていく。
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8. 話を聞いてあげると
相手が幸せな気分になる
8. 話を聞いてあげると
相手が幸せな気分になる
人は他人のことより自分のことを話したがる。
ハーバード大学のMRIを使った研究によると、人は自分のことを話すときに、大きな快感を感じる。
それは「セックス・コカイン・美味しい食事」などの快感を感じるのと同じ脳の部位が活性化するからだそう。
また、誰かに話を聞いてもらっている時の方が、聞いてもらっていない時より、脳は活発に働く。
誰もが潜在的には、自分の話をしたがっている。
他人の話を面白がって聞くことが出来る人は、誰からも好かれるというのが科学的な見解からも言える。
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確かに、自分のことだけ考えていたら幸せだという人、自分だけでハッピーな人って、どれだけナルシストでもありえないですね。あるいは相当屈折した、人間嫌いな人とか…。
いずれにしても、孤独な人、自己中な人、人間不信な人、ナルシなども、本当の意味での幸せには、到達しにくいでしょう。
結局は、人間的に成長した人や、より犠牲的な生き方ができる人の方が、幸せを感じやすいのだと思うのです。
写真は:2015.06.05 和泉川 ナミテントウ
by (C)ひでわくさん
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