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2014年12月18日

幽霊好きな“ロンドンっ子”?!の「クリスマス・キャロル」2  ★英女子学生、「ホームレスのヒーロー」のため寄付300万円募る

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2014.12.09 山手 横浜市イギリス館 階段


イギリスには幽霊がよく姿を見せる。

死んだ後も
そのままそこに住んでいるに過ぎない
と考えてもよい。


木村治美



イギリス人が幽霊好きであり、多くの幽霊スポットがあり、幽霊マニアと言われる人たちがいることは、前にお話したことがあります。

「クリスマス・キャロル」はイギリス、ロンドンを舞台にしたチャールズ・ディケンズの代表作です。
ディケンズといえば、日本では、「オリヴァー・トゥイスト」の方が有名だったりするようですが、イギリス人にとっては、なんといっても、この作品がもっと親しみがあるようです。

今日は集英社文庫の同小説の中にある、木村治美さんの文章から、抜粋して紹介します。
ロンドン滞在された経験を元にしたお話で、とても参考になりました。


イギリスの文学作品にはよく幽霊が登場するといいます。
シェークスピアの「ハムレット」にも重要な役割として、ハムレットの父(先王)の幽霊の存在がありますが、ディケンズはマーレイの幽霊を説明する前置きとしてそのことに触れています。

木村治美さん曰く、フランスの文学作品にはそれがないから、「まるで幽霊は、あの狭いドーバー海峡が渡れなかったみたいだ」ということ。

妖精、幽霊、死神のようなものが当然のように登場するのは、ケルト神話に影響を受けているのであろうということです。

また、イギリスの幽霊は不気味ではあるが、「良き幽霊」が多いのではないかというのです。それに対して日本の幽霊は「うらめしや〜」と言って祟るものが多いというのですが、その通りですね。

クリスマスにはすべての死者が蘇り集うという、仏教のお盆のような言い伝えもあるようですね。

良き幽霊の雰囲気が、歴史と共に息づくイギリス、そしてロンドン。
きっと、このクリスマスにも、同じような精霊による奇跡が起こるのではないでしょうか。


イギリスには幽霊がよく姿を見せる。

建物が古いので、かつてそこに住んでいた人が、死んだ後も
そのままそこに住んでいるに過ぎないと考えてもよい。

…幽霊人口はとても多く、幽霊出没認定協会とかいった、いかにも
イギリスらしい組織があり、
よく調査した末、確かにこの建物にはこの幽霊が出るという
認定書を発行してくれるらしい。
(木村治美)


「クリスマス・キャロル」に登場するクリスマスの食卓は、今も変わらずに残されていて、日本でのお正月料理のように、定番となっているようです。

メイン料理はもちろんトリの丸焼き。七面鳥とは限らなく、予算と好みでダックでも、チキンでもいいようです。
貧しいボッブの家ではガチョウでした。

そして、デザートはクリスマス・プディング。これは、とってもとっても甘くて、また肉汁を加えてあり、日本人好みの味ではないようです。

イギリスだけでなく、欧米ではクリスマスは家族の行事です。
今でもキャンドルを灯したりして、国や地方によって少しずつ違っても定番のご馳走を囲むのです。
日本のお盆やお正月のような、伝統的なものなんですね。


日本でも今や独特のクリスマス文化があります。クリスマスキャロルが流れるキリストの生誕を祝う雰囲気は全然ありませんが…。

たとえケンタッキーであっても、トリを食べ、なぜかケーキで祝い、サンタクロースとクリスマスツリーが街に溢れて、個人の家庭でもイルミネーションで飾る家が増えてきました。

クリスマスの伝統も何もなかった日本の国にも、年中行事として定着したクリスマスというのは、それはそれで意味があるものかもしれません。

クリスマスをお金儲けの道具にしている金の亡者のような人の前には、スクルージに現れた「心優しい幽霊」が、現れるかもしれません。
そんな噂をどこかで聞いたら教えてください。

メリークリスマス!
May God bless you!



今日もいい一日を

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写真は:横浜市イギリス館 階段
by (C)ひでわくさん
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現代のニューヨークにリメイクした
↓コメディー映画「三人のゴースト」

  
ミュージカル版映画 ↑
感動作「クリスマス・キャロル」


↓初版当時の挿絵も、訳もいい。小説の単行本
  
参考にした木村治美さんの文章は ↑
こちらの本に掲載されています。
小説(文庫本)


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