「あきらめる」とは、
「明らめる」こと。
つまり、物事の道理、
原因と結果を明確にする。
そうして、
こだわりや執着を捨てる(諦める)こと。
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「明らめる」こと。
つまり、物事の道理、
原因と結果を明確にする。
そうして、
こだわりや執着を捨てる(諦める)こと。
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人間、あきらめが肝心といいます。
その「あきらめ」とは、何をどのように
あきらめたらいいのでしょうか。
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順天堂大学医学部教授が書いた「自律神経を整える 『あきらめる』健康法」という本を紹介しているブログがありました。さらに、まとめてみますと──
「あきらめる」とは、何をあきらめるかというと
「恨み、憎しみ、怒り、執着、取り返せない過去をあきらめる」のだそうです。
そして、これらをあきらめた途端、自律神経のバランスが瞬間的に整うのだといいます。
「あきらめる」というと、普通には「諦める」と書きますが、
「明らめる」のだといい、
物事の道理をしっかり理解し、原因と結果を明確にする、という意味であり、その結果として、こだわりや執着を捨てる(諦める)ということになるということです。
ロック歌手の矢沢永吉さんが、若い頃、信頼していた人間に横領されて、何十億という莫大な負債を背負ってしまいましたが、十数年かけてその負債を完済しました。
矢沢さんは
「あいつのせいで、自分はこんな目に遭った」
という考え、すなわち、相手に責任を転嫁し、
恨みにもなりうる考えを「あきらめた」のです。
責任転嫁や恨み。
このような思いを捨てられないと、
医学的に言って、自律神経のバランスが崩れ、血液の質と血流が悪くなるそうです。
血液の問題が生じると、内臓の機能が低下し、ホルモンのバランスも崩れて、心と体に様々な不調が現れます。
すると、その人が持っている可能性を引き出すことができなくなり、パフォーマンス(表現)も低下するのです。
不調和が長く続くと、「病気」へと傾きます。
副交感神経の働きを高めるにも、眠るとか休むなどの生活的な弛緩も必要ですが、精神的には「あきらめる」という心がけが効果的だといいます。
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難しいことはわかりませんが、医学的にも、くよくよしても仕方のないことは、すっぱり諦める、これが元気でいられるコツのようです。
私が何をしたらいいのか分かったら、へんなこだわりやプライドを捨てて、恨みにとらわれそうな私たちの心を切り替えてしまう。
清く正しく美しく、しかも楽しく自由な人である、その秘けつは、正しいものは正しい、過ぎたことは過ぎたこと、これでいいのだ、と笑い飛ばしていくくらいがいいようです。
さっそく、やってみましょう。
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