魔法の世界…?!◇
あの世には、天国と地獄、そして中間の霊界があるというお話をしました。
どうして、そんな風に分かれてしまったのかといえば、もともとそうだったのではなく、人間の魂が美しいものではなくなってしまったため、その魂の状況に合わせて、様々に分かれざるをえなかったのです。
人間が死んでから永遠に住むのが霊界ですから、霊界は人間が作ったといえますね。
「死んだら何の心配もない世界にいける」
こんな考えが浸透しているような気がします。
しかし、実際の霊界には、自由にならない、苦しみがひたすら続く世界があり、実は。そんな世界が大半だともいいます。
どうしてこんな風になってしまったのか。
確かに、私自身が正しい生き方を100%できたとは思えない、でも、みんな似たり寄ったりの生き方をしているんだから、大丈夫じゃない?そんな風に思うかもしれません。
あの世はない、霊もいない、神も仏もない、と言い切り、いるという人の意見を馬鹿にして、あるいは毛嫌いして、頭から聞かない人もいるでしょう。
人はいろんなことを言うかもしれませんが、本当にその言葉に責任の持てる人がいるでしょうか。
死んだ後のこと、また、今私たちが育んでいる魂のことを、理解して言っている人もいません。
霊界などないと信じたとしても、いくら理屈をこねたとしても、太陽が沈まない日がないように、私たちの死は、いずれ来るのです。
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時間と空間を超越
時間と空間を超越
天国のことを具体的に話す前に、霊界全般のことをお話ししておきましょう。
霊界というと、この世とは別の世界、ではありますが、まったく別の場所にあるのではない、といいます。この世とあの世は重なり合って存在するといいます。
この世は、1日24時間、1年365日というように、「限り」というものがあるのですが、霊界は時間を超越しています。
楽しい時間は、あっという間に過ぎるように感じ、嫌な時間はなかなか時間が進まないように感じることがありますね。
心の持ち方次第で、時間の長短の感じ方が違うということになります。
霊界では、「時間」という観念が違うようです。
そして、体はデスクの前に縛られているとしても、心は自由に世界中を旅できるのと同じように、心は場所(空間)も、一瞬のうちにワープして、一っ飛びで、違う場所に来ることができます。
もともと心というのは、時間も空間も超越して、自由になれるものです。
死んで魂の存在、霊となるというのは、そういうことです。
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霊界はSF・ファンタジーの世界?!
霊界はSF・ファンタジーの世界?!
SFの世界に登場するものというのは、霊界の状態を表すものに近いなと思いますね。
テレパシー、テレポーテーション、透視、時間旅行、透明人間、魔法…、こういうものは、霊界で起こることをそのまま表したとも考えられます。
生きている時も、魂(霊の体)を持っていますから、このような超現象、超能力というものもあり得るわけですね。
言い換えれば、霊界というのは、SFで描かれるような不思議なこと、また魔法のようなことが起こり得る世界、ということになるでしょうか。
死んだら、魔法使いのようになれる、ということかもしれません。
もともと作家や創作者たちも、インスピレーションを得て、そういうものを描くのですが、それは霊的に与えられたものなのでしょう。
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肉体が機能しなくなり、葬られてしまって、目に見えない存在になったということは、生きている時も、目に見えなくても確かに存在していた自分の「心」というものが永遠に残る、という風に考えてみましょう。
肉眼では見えなくても、見える人には、その人の心、魂の姿が見えるといいます。
この世の物質世界には、生きた物質の肉体を持っていた頃のように触ることはもうできませんが、霊界では、生きていた頃のような生活ができるということです。
肉体とよく似ているが、ちょっと違う「霊の体」を私たちはもっているようです。人によっては似ても似つかない化け物のようになっている場合もあるようですが。
そして死後、本格的にその霊の姿での、霊界生活を送るようになるということです。
霊界には、動植物が存在し、山や川、美しい景色も存在します。
人間の住む家もあります。
そして、なんと、衣食住というのもやはりあるといいます。お腹もすくし、のども渇く、また暑さ寒さを感じ、痛みも疲れも感じるのだといいます。
生きている時の五感(見る、聴く、嗅ぐ、味わう、そして触れて感じる触覚)、またそれ以外にも睡眠、性に対する感覚、等々…。そういうものが霊になってもあるし、より敏感になるともいいます。
また、その中でも、天国には、この世の絶景よりも美しい場所があり、花が咲き乱れ、香っています。
動物たちは人懐こく、かわいい仕草で近づいてきます。
愛情と思いやりをもって生きることが身についた人しかいませんから、居心地のいいこと、この上ないといいます。
次回は、天国とはどういう所か、具体的にお話していきましょう。
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