人に言ってお互い気持ちのいい、賞賛の言葉。
人のよいところを褒めるのは、よいことが更に広がっていき、よいものがもっとよくなっていきます。
今日、紹介する言葉は、ぜひ毎日使ったらよい言葉かなぁと思います。
状況や個性に合わせ、使いこなす達人になっていきたいですね。
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「いいね」「さすがですね」
生きる活力を増大させる
「いいね」「さすがですね」
生きる活力を増大させる
「いいね」「上手だな」「さすがですね」「すごいな」などの言葉には、相手の長所を引き出す魔法の力が存在します。
こうした褒め言葉は、相手を育てると同時に、自分に跳ね返る感謝のエネルギーも増大させます。
@ 「いいね」「いいですね」
(何かにつけて「いいですねぇ」という人がいるのですが、その人いわく)世に明らかな犯罪や人の嫌がるような行為を除けば、人間の営みというのはどれもダイナミックで面白く、それらを総称すると「いいですねぇ」と言わざるを得ないということです。
相手がなにかの決定をした時など、「それでいい」ではなく、「いいね」と言い換えてみてください。雰囲気がガラッと変わります。(「それでいい」という表現には、消去法的なイメージがあり、そう言われると、何だか拍子抜けするやら苦労を水の泡にされたようで、腹が立つものです。)
A 「上手だな」「うまいね」
この言葉にはある種の尊敬の念が込められます。それは子どもに対しても親に対しても同じ効果があります。
私たちは本当に好きなことに対しては、どんな些細なことでもいいから誰かに褒められたい、と無意識に思っています。
「うまいね」「上手ですね」と言われると、人はつい嬉しくなって本気モードに入ります。
B 「さすが」「さすがですね」
手術後の患者さんが、「さすがですね」のひと言で自信を持ち、強い回復力を見せる方が大勢いるのを、目の当たりにしています。
そのフレーズの持つ「音(響き)」によって相手の生きる活力を増すのだと感じます。
広い社会で生きていく上で強力な武器となります。このひと言だけは覚えておいて損はありません。
この言葉にはリスペクト(尊敬)が込められます。目上にとっても目下にとっても嬉しい言葉なのです。
C 「すごいな」「すごいですね」
「さすが」の仲間のフレーズ。言葉の重みを尊重すると、使用頻度は4番目になる。
矢作直樹
『「あの世」と「この世」をつなぐ お別れの作法』
第四章「幸せなお別れを約束する言葉」より
『「あの世」と「この世」をつなぐ お別れの作法』
第四章「幸せなお別れを約束する言葉」より
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矢作先生が紹介している言葉を、まとめ直しながら、もしかして先生が言われるそれ以上に、いい言葉かもしれないと思うのです。
矢作先生、ありがとうございます。
日本人はあまり言いませんが、英語では、そういうリアクションの言葉は多く存在するかと思います。
グッド、ブラボー、グレート、エクセレント、ナイス、クール…。
ブラボーはもともとフランス語でしょうか。
欧米人の開放的で率直な、オーバーにも思える表現は、言われるほうから見たら、嬉しく心を開く表現です。見習うべきものがありますね。
フェイスブックなどでは、「いいね!」をする、というのが、それを認めたり、褒めたりする意志表示になっていますね。
これは、英語では「like」つまり好き、好みだ、という意味となるかと思います。「私はいいと思う」という端的な表現というのでしょうか。
皆を夢中にさせているもの、それがフェイスブックでは「いいね」と「シェア」です。シェアは共有し、伝達していくこと、いいことを広めていく、だから発展し、続いていくのでしょう。
これからも、「いいですね」「さすがですね」は使っていきたいですし、矢作先生はめったに使うべきじゃないと言われていますが、「すごい」という言葉も、子どもや若い世代にはグッとくる、わかりやすい表現ではないか、と思います。
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