“多士済々”とは、優れた人たちが、たくさん集まっているということ。
地元の人たちも、無償で宿や食事を提供して、温かくお遍路さんたちを応援します。おもてなしの極致かもしれません。行ったことはありませんが、それは素晴らしい環境だと思います。
しかし、そんな好意を理解せず、宿が寒いなど、文句を言う人たちも中にはいるらしいのです。どこにもそういう人はいるものですが、残念ですね。
来年、四国霊場八十八カ所が開創1200年を迎えるのを機にお遍路の今を伝えようと、11月、外国人や女性のお遍路さんを中心に取材を重ねた。「お遍路さんの魅力は?」という質問に、国籍や性別、年齢に関係なく誰からも返ってきたのは、感謝や感動の言葉だった。1200キロ以上もの距離を歩き通す「歩き遍路」の挑戦者たちは、普段では得がたい思いを胸に四国を離れるようだ。
お遍路の始まりは、「辺地(へち)」「辺路(へじ)」と呼ばれた、現世とは別の世界とつながる海岸などの僻地を歩く修行だったといわれる。札所の寺院を巡って納経帳に朱印をもらうことが目的のように見えるが、本来の目的は「歩くこと」そのものにあるようだ。
日々の生活のなかで見失ったものを再発見する。それが現代のお遍路さんの1つの姿なのかもしれない。
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