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2013年07月26日

けんかの原因は自己中?! 私心を捨てて「上下和諧(じょうげわかい)せよ!」 十七条の憲法(15) ★スペイン列車脱線、運転士を事情聴取へ!


2013.07.22 和泉川 ヤブカンゾウにアレチウリ


私あれば必ず恨(うらみ)あり、
(うらみ)あれば必ず同(どう)ぜず。


私心がある時、恨みの心がおき、
恨みがあれば、一つになれない。

聖徳太子



聖徳太子の十七条の憲法を取り上げてきましたが、今日は第十五条です。

産経新聞の記述を参考にしながら、できるだけ原文の意図を汲んで訳してみました。


第十五条

私心を捨てて公務に専念することは、臣下たる者の道である。
およそ、私心がある時、恨みの心がおき、恨みがあれば、一つになれない。
(一つとなれず)不和となれば、私心が公務を妨げることとなる。
恨みの心がおこる時には、制度や法をやぶる者も出てくる。
よって、第一条で「上下和諧(じょうげわかい)せよ」と言ったのは、
そういう意味である。


もっと平たく言えば、「自己中だと、人を恨むようになり、規律も無視し、仕事にも害になる。だから、けんかしていないで仲良くしなさい!」ということでしょうか。

公務というと、お役人に語られた言葉だな、で終わってしまうかもしれませんが、これは、私たち社会人全般に参考になる内容かと思います。
仕事をする上で、あるいは、学生であっても、スポーツや部活のチーム、などでも言えることでしょう。

私心を捨てる、というとなんか自分の気持ちを抑えて損をするかのようですが、何かの目的をもってそれを果たそうとすれば、それが一番ですね。
私心というのは、自己中の思い。自己中だと恨みが生じる・・・これはその通りです。
人と関わる以上、大切な内容だと思います。

人のことを批判しがちですが、自分の心をチェックすれば、自己中や、恨み心がないでしょうか。大人気ないのは、自分の方だ、ということもありがちです。

「上下和諧(じょうげわかい)せよ」と言われていますが、ちなみに、それを述べたという弟一条の現代語訳は以下の通りです。

和を最も大切なものとし、
争わないようにしなければなりません。
人は仲間を集め群れをつくりたがり、
人格者は少ない。
だから君主や父親にしたがわなかったり、
近隣の人ともうまくいかない。
しかし上の者が和やかで
下の者も素直ならば、
議論で対立することがあっても、
おのずから道理にかない調和する。
そんな世の中になると何事も成就するものだ。


十七条の憲法(15)


■私あれば必ず恨あり 憾あれば必ず同ぜず

 十五に曰く、私(わたくし)に背(そむ)きて公(おおやけ)に向(むか)うは、是れ臣(しん)の道なり。凡(およ)そ人、私あれば必ず恨(うらみ)あり、憾(うらみ)あれば必ず同(どう)ぜず。同ぜざれば則(すなわ)ち私をもって公を妨(さまた)ぐ。憾起こるときは則ち制(せい)に違(たが)い法を害(そこな)う。故(ゆえ)に、初章(しょしょう)に云(い)わく、上下和諧(じょうげわかい)せよ。それまた是(こ)の情(こころ)なるか。

 【現代語訳】私心をすてて公務に専念することは臣(役人)たるものの道である。およそ人に私心があるとき、他の人に恨みの心がおきる。恨みがあれば、必ず不和が生じる。不和になれば私心で公務をとることとなり、結果として国家全体の利益を損なうことになる。恨みの心がおこってくれば、制度や法律をやぶる者も出てくる。だからこそ第1条で「お互いのことを思いやり、調和するように」と定めたのである。

 この第15条は民を治める役人である臣の道を説いた。「私」は個人で、「公」は天皇と民、臣を含む国家全体のことで、臣は「私」よりも「公」を重視すべきだと訴えた。最後に「上下和諧せよ」と繰り返し、憲法の根幹である「和」の精神を強調している。


この十七条の憲法のシリーズは、産経新聞に弟一条から順に掲載されていたのをきっかけに書き始めました。
ブログに取り上げるのが遅れがちになっていたら、もう、最初の方のニュース記事は削除されていますね。産経新聞は削除されるのが早い、と思っていましたが、これは今年に入ってからのもの。半年ほどで削除されるとは!
十七条まではコピーはしましたが、削除されないうちに、続きの記事も上げようと思います。


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写真は:ヤブカンゾウにアレチウリ
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posted by kuri-ma at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖徳太子 十七条の憲法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする