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2012年12月18日

死者への一番の供養とは?! 有川浩「三匹のおっさん」VS 小学校銃乱射・偽電話事件


2012.12.18 部屋 霧の朝 電柱の烏








有川浩さんの「三匹のおっさん ふたたび」を読みました。
幼馴染の還暦男性たちが町内の自警団を結成し、地域のちょっとした犯罪を未然に防いだり、お手柄を立てたりしていく6話仕立ての物語。「ふたたび」というくらいですから、これは続編です。併せて12話となります。

その中では、ゴミの不法投棄などの迷惑行為や、本屋の万引きなども取り上げられていました。

第2話では、商店街の本屋さんで、売れ筋の漫画本をごっそり盗んで、古本屋に売り、お小遣いにするという、たちの悪い中学生が出てきます。きっといまや、どこの街にもいるということなんでしょうね。

万引きで潰れた店がある、ということは私も聞いたことがあります。また、万引き犯を追いかけて、その犯人が事故にでも遭えば逆に店の責任になる、ということで、追いかけるのもままならないのだそうです。
万引き防止のための、防犯カメラやミラーなどの設備費用もばかになりません。
本を愛する人として許せない思いが、この話を書かせたんでしょうね。

小説の中にあるように、税込み400円の漫画本、1冊で本屋が得る利益は、約88円しかないのだそうです。
月800万の売り上げで、仕入れ代金を引くと、160万、諸経費を引くと、19万しか残らないという話もありました。
それに加えて万引きをされていれば、儲けは全然出ないということでしょう。

ちなみに、本の印税は10%。1600円のこの本だと、160円。そしてその計算だと、本屋さんの利益は、352円となりますね。

本話では、つかまった少年たちが、その本屋さんの利益の話を聞き、反省するというくだりがありますが、こういう風に、反省できる子どもはいいけれど、反省の色のない、驚くような人たちも登場しています。

少女の万引きを捕まえたら、実は、その母が、「欲しかったら万引きすればいい」と言ったのだというのです。捕まらなければもうけもの、もし、見つかってもお母さんがお金を払ってあげるから、と。
そして、その母、娘のしたことを謝るのではなく、お金を払えばいいでしょ、という反応で、結局警察に連れて行かざるを得ませんでしたが、きっと相当の悪態をついたのに違いありません。
「ふたたび」ではなく前作でも、学校で生き物を殺していた残虐な子供たちが、最終的には、「受験のストレスから」という理由で、学校側がお咎めなしにした、という事例が描かれていました。

カラオケ店に、ゴミを持ち込み、見つかっても平然として、「だって、燃えるゴミに出しそびれたから、次の収集日まで家に置いておいたら臭いでしょ」と逆切れした主婦。
駐車場に毎回自宅の粗大ゴミを捨て、駐車場の持ち主は金持ちだと聞いた、「金持ちなんだからこれくらいのゴミ引き受けて当然だ」と言った老人など、老若男女、いろんな人たちを描いています。

悪いことをする人の言い訳というのは、本当に筋が通っていません。自己中の責任転嫁の塊の言葉というのは、気分が悪いですね。
犯罪のレベルは小さいかもしれませんが、そうやって、彼らは言い訳をしながら、自分が悪いと思わないというところが、末恐ろしいところです。

悪いことというのは、繰り返しているうちに癖になり、その人の習性になります。そして最初はたわいのない悪戯だったものが、だんだんにたちの悪い犯罪へと手を出していくことになるのです。
また、子どもは親のそれを受け継いでいきます。(ごく自然に。)


そうして、ついには、凶悪な犯罪を犯す人が出てきます。
アメリカでは、またも銃乱射事件で、多くの死傷者が出ました。犯人の射撃の腕がよかったため、狙われたら助からない状況だったようです。
この犯人は死亡していますから分かりませんが、ここに至るまで、どういう経緯を経てきたのでしょうね。

また、子どもっぽい悪ふざけ、悪戯、こういうものを犯罪と言わない、という次元のものも、人の死に繋がることもある、というのがロンドンの偽電話の事件でした。
ただ1本の偽電話、これが凶器になってしまいました。
だから、たかが悪戯ではないのですね。

悪いことをした時や、相手の心を傷つけたりした時に、それが故意であろうとなかろうと、「ごめんなさい」とか「許してください」という言葉をちゃんと言える人になっていきたいですね。そして、子どもたちにいいものを受け継がせてあげたい。

これは、口で言うほど簡単なことではありません。
4人の子供がいると、毎日微笑ましい平和な時間がかえって稀少です。今朝も下の二人が大乱闘になり、家族で止めなければなりませんでした(笑)。

こういう痛み、仲違いする時の悔しさや怒り、本当は仲良くしたいのに、という思い…、こういうことを経験しながら、大きくなるのだと思うのですが…。

自殺を図った看護師のため、先日ロンドンでも追悼ミサが行われましたが、今度は葬儀が、故郷のインドで行われたようです。
この事件については先回取り上げたときには、偽電話した側のことを中心に私見を述べました。

一言だけ、亡くなられたジャシンサ・サルダナさんに対して、言わせて頂きます。

彼女は自殺を図るくらいに追い詰めれたことは、責められませんが、自殺はするべきではありませんでした。
とはいえ、後の祭りです。もう言ってもせんないこと。

遺された家族こそが、かわいそうです。
突然の彼女の死で、その痛みは計り知れませんが、できれば、誰も恨んでほしくないと思うのです。
幸せになるためには、恨みを手放さなければなりません。

私のできることは、祈ることしかできません。しかし、その祈りの多くは、遺族に向かっています。

今となっては、彼女の娘さんと息子さんが、たくましく生きられて、彼女の死を乗り越えていってくれることを、願うしかありません。
それが希望ですし、自殺された霊を浮かばせてあげられるのは、遺された人たちが幸せになるしかないのです。
恨みをもたず、自らが幸せになること、それが、一番の供養です。


今日もいい一日を

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写真は:霧の朝 電柱の烏
by (C)ひでわくさん
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posted by kuri-ma at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする