奇跡?!8階から落下の赤ちゃんをキャッチ!この瞬間も守り続けている親の手
10階から転落女児をダイビング・キャッチ、その時親は・・・?!
2つの記事を再編集し、新しいニュースを加えました人生にとって幸福な音が三つある。
一、夫が家にいて、
静かに本を読んでページをめくる音
二、その傍らに妻がいて、
何かを作っている音
三、その夫婦の側で、
子供が元気に遊び戯れている音
西洋のことわざ
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どうして、このようなことが…!
今回の動画を付けた3階から落下した少女は自閉症のようです。室外機かなんかの上で踊っていて、落ちる瞬間も笑顔だったとか。受け止めた男性は腕を骨折したということですが、女の子には何の怪我もありませんでした。
また、昨年の中国のニュースは、10階から2歳の女の子を、通りがかりの赤ちゃんをもつという女性がダイビングキャッチしました。やはり、女性は腕を骨折しましたが、重態だった女児は無事回復したかどうか…。
そして、一昨年のニュースはパリで8階のバルコニーから、1歳8ヵ月の男児が落下したというものです。
その時の私の記事を編集し、掲載します。
◇
どうして、このようなことが…!
子どもが住むには、危険そうなバルコニーです。
ベランダというものがなく、いきなり柵があるだけ。(あるいは狭い部分があるのかもしれませんが。)
両親は不在だったようで、警察に身柄を拘束されたとのこと。
奇跡に奇跡が重なって、この小さな男の子(1歳6ヵ月)は助かりました。
あんなところに子どもが、と見つけて「助けなければ」と思った通行人の医師がキャッチしたのですが、ダイレクトではなく、一階のカフェの日よけでバウンドしたということ。
記事の写真にある赤い日よけのことでしょう。
事故当日は休業日だったにも関わらず、なぜか(日よけを畳む装置の故障で?)男の子の体を支えました。
確かに奇跡でしょう。
奇跡はどうして起こるのか、本当に偶然のように見えることが重なって、奇跡となるのです。
単なる偶然では済まされないことが、実際に起こります。
そもそも、最初の疑問に戻ります。どうして、こんなことが起こったのかということです。
1歳6ヵ月といえば、まだ赤ちゃんのようなものです。よちよち歩きを始めた頃か、とにかく目が離せない時期です。
3、4歳の子どもでも判断力がなく、道路を急に飛び出したり、考えられない行動をします。しかし、1、2歳の怖いところは、本人自体が怖いもの知らずだということです。高いバルコニーの柵にぶらさがるなど、考えられないことですが、行ける所までいってしまうのです。
そういう子どもには、目を離さず愛情を持った大人が側にいるのが普通です。
彼らにとって、8階の高さの窓も、パパの抱き上げてくれる高さも、変わりはありません。落ちそうになっても必ず受け止めてくれる逞しい腕があると、どこかで信じているのでしょうか。
今回は、心ある男性の腕に受け止められて、本当によかったですが。
この子は、またいくらでも、柵をよじ登ろうとするはずです。懲りることを知らないのですから。
その時、支えられる腕があるかということよりも、そこに行くまでに止めてあげる優しい腕が必要なのではないか、と思います。
私は、てっきり八階の窓から、肝をつぶした親が胸を撫で下ろしただろうと思ったのに、どうも不在だったらしいことに驚きました。
この男の子は、バルコニーから落ちる前にすでに、とんでもない危険からいくつも守られていたんではないかと思いました。
私もかなり、子供は伸び伸び育てていて、放りっぱなしの方ですが、一歳の子を、そのままにしてはおけませんし、そもそも子どもが放れません。
例えば昼寝中だったから出掛けたのか、それくらいしか考えられませんが、事情はわからないのでこれに留めます。
本来、子どもにとっての親は、危険なものを事前に排除し、また何かの時には守ってあげる、偉大な存在です。
子どもたちは、そんな親の手によって、奇跡的に守られているのです。
私たちも、今生きているのは、無鉄砲な時期も守っていてくれた親や、親に代わる大人がいてくれたからだなぁと感じてしまいました。
ある面、奇跡はこの瞬間瞬間に、私たちの身の上に起き続けていると思うのです。
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なお、奇跡となったのは、キャッチした人たちがいたからです。心から敬意を払いたいです。
彼らは、いちように落ちそうな子どもを見た途端、助けなければならないと決意しています。なかなかできない行為ですが、こんなとき、後先を考えている余裕はないでしょう。
子どもたちのイザという時、何をおいても助けたい、何をおいても子どもを守る、というものがあってこそ、子どもは生きて行けるんですね。
子どもたちというのは、大体は親や保護者が守るものですが、こういう瞬間に助けてくれる人がいたということは、すごいことです。
運がよい、運勢がつよいといえますね。
子どもたちというものは、本来こういう風に、温かい大人に見守られていくべきものなんですね。
また、追々こんなお話も。
写真は:
kure-omen.(花はクレオメ)
by
(C)芥川千景さん
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