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2012年06月24日

浪人生は、浪人できなかった人より豊かな人生経験を歩む?! 〜韓・人気教授の超ベストセラー「つらいから青春だ」より


ひまわり生けました


明日からじゃない。
いまからだ。
明日は、
いまが、今日が、つくるのだから。


キム・ナンド



キム教授の「きみへの手紙―浪人生活をはじめたきみへ」からの3回目です。

つらい青春の代表選手のような浪人生。
おそらく実際の手紙だと思うのです。辛い思いを抱えた浪人生。しかしこれは、浪人生だけにでなく、すべての人生を歩む人にも通じるメッセージです。

ただ優しい言葉ではなく、現実を乗り越えていくための、実になるアドバイスですね。
「自分を管理できる能力というのは、あるときためになる文章を読んでパッと身につく、そんな能力じゃない。日々少しずつ、少しずつ実践して、わずかずつ、ついていく力なんだ。」と言われているように。

文中の「マシュマロ能力」については、こちらを参照してください。



では、なぜ冷たくも、ぼくがきみの悩みに同情してあげずに、なんども「浪人生だけの問題じゃなくて人生の問題だ」というと思う?こんな言葉がなんのなぐさめに?


ぼくがきみにほんとうに望むのは、きみがすばらしい幸せな人生を生きることだ。

いい大学をでることよりももっと重要なことがある。いっただろう?まわりや自分の期待と責任に応えること、そして、そのために自分を管理する能力をもつこと。

長い目でみれば、おそらくきみの浪人の経験は、その不可欠の能力を育てる時間になってくれるはずだ。いまは一年遅れたけれど、人生全体でみたら、けっきょくは、もっとはやく成功するようにしてくれる、これはチャンスだということだ。

学生に先入観をもつのはよくないけれど、ぼくは浪人してきた学生たちを少しだけ高く評価する傾向があるんだ。人生で最もデリケートな時期に、それなりの深い挫折を味わって、その挫折の時期になまけることなく「今日の苦しみをうけいれる」マシュマロ能力を練習した学生たちだからだ。

挫折によって成長するんだ。うまくいっているときはだれも自分をふりかえらない。失敗を経験してそのときはじめて、何が問題だったのかを反省する。そうしてこそ自分の成長のステップにできるんだ。だから、人生全体をみれば、ものすごい大失敗より、あいまいな成功のほうが、ずっと危険だ。

きみははやくこの耐えしのぶような時間がすぎてほしいと思っているだろうが、忘れるな。この浪人の時間も、流れていくのがおしい貴重な人生の厳然たる一部だ。そして、それは無駄な時間なんかじゃなく、じつはきみの人生を一生導くことのできる、もっともだいじな能力をやしなう黄金のようなチャンスなのだ。浪人「できなかった」(彼らは浪人「しなかった」のではなくて、「できなかった」んだ)人たちよりも、きみは、ずっと豊かな人生の経験ができたということなんだ。


少しはなぐさめになったかい?

でもなぐさめられるにはまだはやい。これがほんとうのなぐさめになるには、きみの「今日」が変化しなくてはだめだ。実行をともなわない決心なんて、たんなる気休めにすぎない。

自分を管理できる能力というのは、あるときためになる文章を読んでパッと身につく、そんな能力じゃない。日々少しずつ、少しずつ実践して、わずかずつ、ついていく力なんだ。だから、何日かしてすぐにサボってしまったとしても、セルフコントロールなんかできやしないんだと、がっかりしてあきらめたりしないことだ。そういうときこそ、すぐに体と心を揺さぶって、またマシュマロを思いだすんだ。そんな一日一日が積み重なれば、きみは、たんにいい大学でなくて、いい人生にたどりつけるはずだ。

きみによせられる期待にふさわしい自己管理をはじめるんだ。明日からじゃない。いまからだ。明日は、いまが、今日が、つくるのだから。

ため息をつくのはもうおしまいにして、たったいまから、きみの今日をかえるんだ。



今日もいい一日を

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キム・ナンド
ソウル大学法学部と同行政大学院を卒業後、南カリフォルニア大学(USC)で博士号を取得、1997年からソウル大学生活科学学部・消費者学科の教授として在籍。
学生が直接評価する「ソウル大優秀講義」に選ばれ、大学が公式に授与する「ソウル大学教育賞」を受賞するなど、講義と学生指導への熱意が評価されている
(かれの講義はソウル大でもっともはやく聴講申しこみが締め切られることでも有名)。このほかに「韓国ギャラップ最優秀博士号論文指導功労賞」も受賞し、指導にも優れた教授であることが認められている。
ソウル市、京畿道(キョンギド)、保健福祉部、サムスン、LG、ロッテ建設、アモーレパシフィックなど、主要公共機関や企業で諮問や講演を行い、世のなかがどんな人材を求めているのか聞き、
大学やオンラインで、青春を生きる若者たちとコミュニケーションをはかりながら「どんな人生を切り拓いていくのか」アドバイスをしている。
主要日刊紙に「キム・ナンド教授のトレンドノート」を連載するなど、コラムニストとしても活躍している。




2012年06月23日

私は私の時間を生きているか?! 「松も時なり竹も時なり」《相田みつをの言葉》


2012.06.08 大和 泉の森 菖蒲田


おんなじ神様から与えられた時間、一日24時間。確かに寿命は一人ひとり違うけれど、今日一日は、おんなじように皆に与えられています。
時間は人生と同じ価値です。

この貴重な時間を、愚痴と泣き言ばかりで、終わってしまうのか、と相田みつをさんは問います。

時間をどう過ごすかということが、その人の魂をどういう風に作っていくかを決めていきます。
同じ時間なら、人のようになれないからといって、無駄な焦りをすることもありませんね。
思い通りにならないことが多いのは、当然ですが、だからといって、気持ちを奪われ、時間を奪われるのは、確かにバカらしいです。
なかなかそのようにはできないのですが…。

ちょっと、相田みつをさんの言葉で、リフレッシュしましょう。


松も時なり竹も時なり − いのちと時間
                

すこし理屈ッぽいこといいますが、ごめんなさいね、
道元禅師のことばに、
 松も時なり、竹も時なり
というのがあります。
松は松の時間を生きる、竹は竹の時間を生きる
山口さんは山口さんの時を生き、
田中さんは田中さんの時を生きるということです。

人間がね、
便宜上作った一日二十四時間という時間にですねえ
或場合は拘束されたり
或場合は追いまわされたりしながら
毎日を夢中で生きているわけですが
道元禅師の言われる時間はそういうものではないんです。

山口さんは山口さんの時間を作りながら生きる
田中さんは田中さんの時間を作りながら生きる
だから山口さんの時間と、田中さんの時間は全く別
それが道元禅師のいう時間です。

生きるいのちがそのまま時間
生きた時間がそのままいのち
自己のいのちと時間はいつでも一ツ
それが道元禅師の考え方です。

恋人を待つ間の一時間は、とてもとても長いのに
恋人と一緒にいる時間は大変短い
アッという間に過ぎてしまう
同じ一時間でも生きた中味によって
時間の長さと密度が全く違う。

ぐちと泣きごとばかり言っている人は
ぐちと泣きごとの時間を作りながら生きている人
言いわけと弁解ばかりしている人は
言いわけと弁解の時間を作りながら生きている人
そして−
明るくさわやかに充実したいのちを生きている人は
明るくさわやかに充実した時間を作りながら
生きている人です。

どういう時間を作りながら生きるか−?
それを決めるのは、だれでもない
「いつでもこの自分!!」
「じぶんの花を」(文化出版局)より



今日もいい一日を

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posted by kuri-ma at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 相田みつをの言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月22日

浪人生が一番つらいことは何か?! 〜韓・人気教授の超ベストセラー「つらいから青春だ」より


雨に打たれてもたたずむ人は行って行ってしまった ♪


いい大学に進学して
親の期待に応えなければという、
いまのきみのプレッシャーと責任は、
浪人しようがしまいが、
きみが一生背負っていく、
そのはじまりにすぎない。


キム・ナンド



キム教授の「きみへの手紙― 浪人生活をはじめたきみへ」からの2回目です。
先日はいいとこ取りで「マシュマロ能力」のお話をしてしまったので、それ以外の部分で抜粋してみます。

きみへの手紙― 浪人生活をはじめたきみへ

最近どうだ?つらくないか?

聞くのも申しわけない。浪人生には、いまがいちばんたいへんな時期だというのもわかっているんだ……。




浪人生活でいちばんつらいのはなにかと聞いたとき、きみはふたつあると答えたね。
ひとつ、周囲と自分の期待に応えること、ふたつ、自分自身を管理すること。このふたつをのぞけば、ほかのことはなんとかやっていけるかもしれないって……。

そうだよな、同感だよ。このふたつは、ほんとうに難しい。

でも、知ってるか?このふたつは浪人生だけの問題じゃないってこと。
じつは人生の核心的な問題なんだよ。

高校のときにけっこう勉強ができたきみが、希望の大学に落ちたとき、きみ自身も親もひどくがっかりしただろう?そして浪人の道を選んだときは、来年こそうまくいくという期待があったはずだ。とうぜんだ、きみにはそれだけの資格がある。

でも、こんなふうにも考えてみないか。
来年、きみが希望の大学に入学したら、まわりの期待はすべて満たされて消えるだろうか?たぶんそうじゃない。むしろそのときから、もっと大きな期待をかけられるだろう。
また、時間がたって、結婚して、子どもをもってみろ。そのときは「期待」なんてもんじゃない。自分の人生だけでなく他人(子どもと配偶者)の人生に「責任」を負わなければならないんだ。責任は期待よりも重い、残忍だ。

つまり、いってみればこういうことだ。
いい大学に進学して親の期待に応えなければという、いまのきみのプレッシャーと責任は、浪人しようがしまいが、きみが一生背負っていく、そのはじまりにすぎないということなんだ。ただちょっと重くて、ちょっとプレッシャーのかかる期待を、少しだけはやく背負っただけのことだ。


この手紙の浪人生の言っていた辛いことの2項目はこれでした。
1 周囲と自分の期待に応えること
2 自分自身を管理すること

確かにこれは浪人生にとってもそうですが、キム教授が言われるように、誰の人生にも付いて回る課題ですね。
今日は最初の課題、「周囲と自分の期待に応えること」についての、キム教授の回答でした。
(二つ目の自己管理については、先日紹介した「マシュマロ能力」のお話に入っていきます)

周囲の強すぎる期待につぶされそうになることもあるでしょう。
また、自分自身の期待、と言っていますが、つまり周囲の期待だけでなく、それは自分自身の目標であり、願いでもあるのでしょう。

人の期待に応えるだけのためなら、辛い現実に、挫折したまま終わってしまうかもしれません。
親の期待を自分の期待にできるかどうか、できていることでこの浪人生はひとつクリヤしていますね。
よく考えてみれば、お仕着せの目標と期待だけでなく、それを自分の目標や期待にするということ、あるいは親の期待に応えたいかどうかというのは、親子の信頼感があるかどうか、親子関係がよいかどうかで、かなり変わってきそうですね。

親や周囲の期待に応える、そして自分の期待に応える、そのためには、期待通りにならなかったといって、挫折していたら応えられないのです。期待に応えるためには、結局、自己管理力をつけなければなりません。
ということで、また次回は「自己管理力」についてのまとめを紹介する予定です。


今日もいい一日を

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キム・ナンド
ソウル大学法学部と同行政大学院を卒業後、南カリフォルニア大学(USC)で博士号を取得、1997年からソウル大学生活科学学部・消費者学科の教授として在籍。
学生が直接評価する「ソウル大優秀講義」に選ばれ、大学が公式に授与する「ソウル大学教育賞」を受賞するなど、講義と学生指導への熱意が評価されている
(かれの講義はソウル大でもっともはやく聴講申しこみが締め切られることでも有名)。このほかに「韓国ギャラップ最優秀博士号論文指導功労賞」も受賞し、指導にも優れた教授であることが認められている。
ソウル市、京畿道(キョンギド)、保健福祉部、サムスン、LG、ロッテ建設、アモーレパシフィックなど、主要公共機関や企業で諮問や講演を行い、世のなかがどんな人材を求めているのか聞き、
大学やオンラインで、青春を生きる若者たちとコミュニケーションをはかりながら「どんな人生を切り拓いていくのか」アドバイスをしている。
主要日刊紙に「キム・ナンド教授のトレンドノート」を連載するなど、コラムニストとしても活躍している。