【写真特集】東日本大震災、被災地の震災直後と今
国際ニュースAFPBB◇
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被災地のあなたに
最愛の人を失い
大切なものを流され
あなたの悲しみは
計り知れません
でも 生きていれば
きっと いい事はあります
お願いです
あなたの心だけは
流されないで
不幸の津波には
負けないで
柴田トヨ
最愛の人を失い
大切なものを流され
あなたの悲しみは
計り知れません
でも 生きていれば
きっと いい事はあります
お願いです
あなたの心だけは
流されないで
不幸の津波には
負けないで
柴田トヨ
震災から11ヵ月、もうすぐ一年になるんですね。
「震災後」私たちは何かしら考え方を変えさせられたり、前の私ではいられない衝撃的な影響を受けたのではないでしょうか。
若者たちも、何かの役に立つ生き方、国を守るのもいいかなぁ、ということで、自衛官や警察官などの志願者も増えているとか。
多くの人たちが、一気に亡くなり、生死を分けました。
自然の大きな力の前では、人の命はもろいものなんですね。こういう時に、感動的な生還のエピソードがあり、そこから学べることも確かですが、いかに生き残るか、というノウハウをお話するつもりはありません。
奇跡的に生き延びたとしても、人はいつか死ぬのだし、それを避けることはできません。必ず死ぬからこそ、今日生きていられることが、素晴らしいことなんだなぁと。
同じ「死」でも、ただの恨みにしかならない死と、残された人々に「福」を与える「徳」のある死があります。
死ぬ時は一気に大勢の人が亡くなったとしても、その中に私が含まれたとしても、「うらめしや」となるのか、その地を浄化し、次代の子どもたちを育む真の「犠牲者」となるか、これが大きな分かれ目だと思うのです。
死んでからの姿というのは、その人の生き様がそのまま表れてしまいます。
実は、入院中の父の所に下の子を連れて行ってきました。
かわいそうですが、もう父の命はあまり残されていないようです。もともと子どものようなところのある父ですから、病気で辛いし、痛み止めで夢と現実がごっちゃになる中で、かんしゃくを起したり、被害妄想に陥ったり、それでも冗談を言って笑ったり、これが素の父の姿なんだろうと思いました。
人は極限に立たされた時に、その人の本性が表れてしまいますから。
ずっといてあげたい気持を断ち切るように、帰って来ましたが、どちらにしても祈ってあげるしかないのでしょうね。
ああいう状態になってしまった父に対して、今更、魂云々の話もできません。自分中心の生き方を、死ぬ間際に変えてあげることもできません。
主人の母が亡くなる時は、ガンでしたから、ずいぶん辛かったでしょうに、泣き言を言わずに本当に辛抱強くしていました。性別の違い、性格の違いもあるでしょうが、徳の違いもあるでしょうね。
父のよいところはユーモアのセンスがあるということです。病床にあっても笑えば、辛さを忘れるようです。
小さな私たちの魂ですが、身内のこととなれば切実です。小さく暗い魂だったとしても、「恨み」に固まって亡くなることがないように、祈り、また声を掛けていきたいと思います。
「霊界ってあるんでしょうか」のシリーズの中でも説明していきますが、死を迎える時のために、よい人生としていきたいと思うのです。