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2011年12月27日

大岡裁きにならず?! 返還を喜ぶ父と「ママを助けに行く」と応じた9歳娘、国際離婚の果てに


2011.12.19 山手西洋館 世界のクリスマス2011 外交官の家 (アイルランド)






AFPのニュースでは、一方的に父親の話だけ載せて、日本人の元妻(母親)は、どれだけ悪者か、と感じる記載ですが、日本人の感覚だと、この父親のやり方の方が行き過ぎの気がします。
もちろん、米の法律にはかなった内容なのですが、4年間日本で過ごした娘を引き裂くように自分のもとに取り返して、「クリスマスの奇跡」だというのは、娘や母親の気持ちをあまりにも無視しています。

国際結婚が破綻して、子どもを自国に連れ帰ってしまうということを、米の法律では誘拐としています。離婚後は共同親権となり、居住場所もしっかり定めて転居も許されないという米の法律と、日本の法律や、感覚的な内容も全然違います。

「ハーグ条約」に加盟していないことを欧米から責められて、日本も近く制定の見通しとなっているようです。しかしこの条約も、問題を持つものであって、子どもの意志や人権には関係なく、ほぼ強制的に帰国させられることも、当然考えられます。子どもへの人権は裁判官の裁量次第ということのようです。
日本でも同様に、東南アジアなどに子どもが連れ帰られることも起きているんですが、「ハーグ条約」は、欧米優位なものだとは思いますし、子どもにとっては???の内容なのです。また民主政権がやってくれてしまった失態かもしれません。

ですから、今回のこの娘さんも、渡米は嫌だと言っていたのですが、仕方がなかったのですね。「ママと住みたい」けれどハワイで逮捕されてしまったので、それを助けるためと、娘も納得して父親の元に行ったようです。

このお母さんは、米国の法を犯すのを知った上で、子どものためにわざわざ日本に帰国しただろうと思うのに、ただ単に永住権の更新のためにハワイに行ったのだとしたら、浅はかな行為でしたね。
国際離婚に詳しいブログを見て断片的な事情をつなげると、日本の裁判所が「一年に一回渡米し面会させる」という異例な判決を出していたということです。
アメリカに到着した途端、母親が逮捕されるのがわかっているし、アメリカでの親権は父親ですから、子供はそのままアメリカに留まり、日本に帰れなくなります。
?の判決。もしかして子どもをアメリカに返還させるため、とも取れます。その裁判もまだ上訴していて終わっていなかったのに、なぜアメリカに入国したのか…。

ただ、この母親、米の永住権は失うことにはならなかったらしく、今後は米国に住み、娘とも面会できることになったとのこと。

そもそも、離婚というのは子どもの気持ちを引き裂くようなものです。それが国際結婚となると、もっと複雑な問題が絡んでいます。
今は母親のことをかばっている娘が、すぐに父親に心を許すかどうか。父は子どもを獲得しましたが、心を開くまで苦労するのではないでしょうか。
娘は父親の子でもありますから、情は残っているでしょうし、一緒に住めばもっと情も近くなるでしょう。
そうとは言っても、大好きな母とはたまにしか会えず、慣れないアメリカでの生活となります。

お父さんは、一人喜んでいますが…。

今回の場合はまだ悪い父親ではないようですから、よい方でしょう。
ただし、娘への異常なこだわりを考えると、どうかなぁと。自分の思い、権利を当然のように主張しすぎではないかと。ちょっと大人ではない、という気がします。母親の今までの態度がそうさせたのかもしれませんし、一概には言えませんが。

大岡裁きで有名な話を思い出しました。(西欧にも似たような話があるので、それが大本なのかもしれませんが。)

一人の幼児の母親だと言い張る二人の女性に対して、大岡奉行は、どっちでもいい、とでも言うように、子供を女性たちに引かせるのです。女性たちは、必死で子どもを引っ張り合います。子どもの「痛い」という言葉に、一方の女性が思わず手を放してしまいます。最後まで子どもを引っ張った女性は、勝ち誇ったように子どもを自分のものとしようとしますが、ここで大岡越前の名裁きがありました。
どちらが子どもを力づくで奪うか、ではなく、それを通して、母親の情の動きを見ていたのでしょうね。

こんな名裁きが、子ども相手の場合はほしいものです。
離婚後の子どもの問題は、裁判官も、それぞれの親にふさわしい裁量が必要となるでしょう。難しすぎます。

離婚後に、子どもがどちらかの親を選ぶというのは、実際、簡単にできることではありません。
子どもを引っ張り合う状況というのは、子どもにとって体を引き裂かれるような痛みを伴うことでしょう。
「ママを助けに行く」と決心した娘さんが健気ですね。

そんな娘の気持ちを知ってか知らずか、いくら嬉しいからと言って、「クリスマスの奇跡」とは、あまりに一方的な父親の思いだと、やはり感じてしまいます。

こんなことなら、離婚するんじゃなかった、と離婚した後、その大変さに辟易することも多いとか。国際結婚となれば、なおさらです。

米国では珍しい問題ではないようです。母親などが日本に連れ帰った事例も120件になるということ。
私はそんな条約や裁判云々となる前に、夫婦となったならば、個人の思いを優先せずに、子どものことを第一に考えるべきだったと思うのです。


今日もいい一日を

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写真は:by (C)ひでわくさん
山手西洋館 世界のクリスマス2011外交官の家 (アイルランド)
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無断転用はご容赦願います

参考:国際的な子の奪取の民事面に関する条約 - Wikipedia


posted by kuri-ma at 10:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする