一切れのパンではなく、
多くの人は愛に、
小さなほほえみに飢えているのです。
マザー・テレサ
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多くの人は愛に、
小さなほほえみに飢えているのです。
マザー・テレサ
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かつらで身長かさ上げ、どうしても警官になりたかった男 インド
国際ニュースAFPBB◇
国際ニュースAFPBB◇
今後中国を上回るかもしれないと言われているインドの人口は、留まるところを知らない勢いです。
また、大病院での悲惨な火事や建物崩壊など、信じられないような惨事のニュースなど、12月に入ってからのものだけをあげても、多いですね。今年を振り返ってみると、大きなバス事故もありましたし、交通も住居も問題だらけなんでしょう。
インドといえば、マザーテレサが生涯を掛けたカルカッタのことを思い浮かべます。
また、私のイメージとしては、私が少女の頃親しんで読んだ『小公女』や『秘密の花園』などに描かれていたインドがあります。暑くて不衛生で、主人公たちは両親などを亡くします。
もしかして、これらの物語から1世紀も経ったのに、昔の状況とあんまり変わらないか、あるいは都市化が進む中でもっと悲惨になった部分もあるのかもしれないと思うのです。
土地申請が認められなかったことに怒ったヘビ使いの男が、税務署内で猛毒のコブラを含むヘビ数十匹を放ち大騒動を起こしたというニュースや、警察官の採用資格に身長が足りないためかつらの下にチョッキを隠し頭をかさ上げしたという男性の話は、笑い話になりそうなエピソードです。
それにしても奇想天外ではありませんか。
多少のごまかしはかわいいですが、国営航空会社のパイロットまで、身分詐称が続出して、事故にまでなっていますね。(というより、事故があったので、洗い直したらゾロゾロいたというのが事実でしたが。)
インド旅客機で「偽パイロット」相次ぎ見つかる、国営航空でも
国際ニュースAFPBB 2011.3
国際ニュースAFPBB 2011.3
インドというのは、中東とアジアの中間にあるような国で、いまだにアラビアンナイトの世界が残っているような感じもします。アジアで広く伝わった仏教の開祖、お釈迦さまの生まれた地でもあります。
まだ混迷の中にあるインド。何から手をつけたらいいのか分からないほどでしょう。人は都市に集まり、人口は爆発的に増える一方。
マザーテレサが一生を掛けて、亡くなっていく人たちの世話をしましたが、スラムといわれる地域に住む人たちのうちでも、家があればいい方で、温かい屋根のある部屋で、清潔な水と食料があり、毎日服を着替え、風呂に入ることのできる生活というのは、彼らにとっては夢のようなものです。子どもたちにはおやつを食べさせてあげれるし、クリスマスプレゼントにお年玉に…王侯貴族のような生活です。
インドの貧富の差がどれだけあるのかわかりませんが、おそらくカーストでも上の人たちでしょうが、結婚式にバカのようにお金を掛けるといいます。一生分の借金を抱えたり。
(以前にバングラデシュで花嫁に逃げられた新郎のニュースを取り上げましたが、それにも悪い因習の背景が見えていました。*)
インドの結婚事情は、様々な問題があります。2万人もの結婚詐欺被害者が出ていること**、カーストによる自由な結婚の制約などなど、まだまだありそうですが、今日トップに取り上げた幼児婚というのも、由々しき問題のひとつでしょう。
AFPニュースに掲載された写真を見ても、こんなに幼い女の子が…!と絶句です。戦国時代の政略結婚ではあるまいし…。
中東では女性が物のように扱われることが当然の状態です。鼻と耳をそがれたアフガンの女性***のエピソードにもあるように、妻といえども奴隷のようなもので、抵抗も許されません。
インドは中東ほど物騒ではない、という印象はあるものの、人権というものが泥で踏みつけられたまま、どこにあるか目にしたこともない人たちが多くいるのではないでしょうか。
大国のインドを見た時にも、やはりアジアの中における日本の役割は大きいのではないか、と思うのです。(ブータン国王の言葉を思い出しました。****)
kuri-maの参考記事(*)
そこに愛はあったのか?! 「愛の痛み分け」二つのニュース
「愛」とは?!インドの結婚事情、60人結婚詐欺被害2万人etc.
タリバン夫に鼻と耳を削がれたアフガン女性?!話題の写真が大賞に
「幸せの国」ブータン国王夫妻、ふれあいと祈りを日本に?!《国会演説文後半》