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2011年11月15日

生まれた時に捨てられ、そして選ばれた?!スティーブ・ジョブズを作った二組の両親


2011.11.04 和泉川 姫と桜


子供は、
大人の真剣なメッセージを待っているし、
また十分に受け止める感受性もあります。


手塚治虫





人間にとって、親子のつながりは、その人の基本であって、特に乳幼児期に親から引き離されたり、子ども時代や思春期の頃に親の離婚など亀裂が入ることがあると、一生ひきずるほどのトラウマになったり、性格にも影響を与えるといいます。

尾崎豊という人は、素晴らしいアーティストでしたが、精神的な闇のようなものを抱えた人であり、父親の話では、赤ちゃんの頃、数ヵ月母と離れて過ごさざるを得なかった時期があって、それが彼が異常なくらいに愛情を求める人になったのではないかと言っています。

今日は、スティーブ・ジョブズを取り上げますが、彼は多くの人が証言する通り、「すべてをコントロールしようとする」とか「彼の不可解な点は、時々自分を抑えられず、一部の人に対して反射的にひどいことをしてしまうところです」などと言われてしまうように、激しやすい部分や頑固な部分、めちゃくちゃな部分も多いのです。

スティーブ・ジョブズのような強烈な個性を作ったものは、いったい何だったのでしょうか。

「なにかを作るとき、すべてをコントロールしようとするのは彼の個性そのもので、それは『生まれたときに捨てられた』という事実からくるものだと思う。環境をコントロールしたいと考えるし、製品は自分の延長だと感じているようだ」
『生まれた時に捨てられた』
ジョブズは否定しますが、彼に関わった人たちが話しているように、この思いが彼に大きな影響を与えたことは確かでしょう。

もちろん、人は父母がいて生まれてきます。
ジョブズが「僕は100%両親の子どもだ」というその両親とは、育ての親のことです。ということは実の親がいるわけで、彼は私生児として生まれ、赤ちゃんの時に養子として、ジョブズ家に引き取られました。
この養父母が彼の多くを作ったことは間違いがありません。天才的なDNAは血縁の父母から受け継いだことも間違いがないのと同じように。

人は、命をくれた父母のDNAを受け継ぐと共に、具体的に愛情を受けて、世話をしてもらい、声を掛けてもらった人からの影響を空気や光のように全身に受けて育ちます。
生んでくれた人もいなければ、もちろん誕生しないわけですが、人となりを作るのは、環境も大切な要因なんですね。

後で事実を知るなら、数週間、実母の父の亡くなるのが早ければ、養子縁組のサインはしなかったかもしれないのですが、そういう運命だったのでしょう。彼はジョブズ家で幸せな幼少期を過ごすことになりました。しかし、『捨てられた』という事実はとても大きかったのです。

また、これは偶然とは言い切れないような事実ですが、彼は実父が自分を捨てたのと全く同じ23歳の時に、交際相手との間に生まれた子どもを捨てています。
歴史は繰り返すといいますが、親子、血筋というものは争えず、同じ道を辿りやすいということの、ひとつの表れですね。
後にそれを悔いて責任を取るようにはなるのですが、まるでその事実がないかのように、直視しない時期がありました。
「僕は父親になりたくなかった。だからならなかったんだ」と彼は言っています。

それが、1986年、娘のリサが8歳になる頃から、頻繁に関わるようになります。
その年に、ジョブズは実母と初めて会い、また妹のモナ・シンプソンとも交流し始めています。
実母に会ったことで、自分は捨てられたのだ、という思いはかなり解けたのでしょう。だからこそ、娘を愛せるようになったのではないかと思うのです。

しかし、実父に関しては、居所を妹のモナが探し当てた時も、その後もずっと会うことはありませんでした。ジョブズの実母と実父は後に結婚して、妹が生まれたのですが、父はモナが5歳の頃、彼らの元を去っています。
ジョブズは「(自分のことはいいが)モナにもちゃんとしてあげなかったのは許せない。彼は妹を捨てたんだ」と言っています。やはり、「捨てた」ということにこだわっていたと言えるでしょう。

彼は養父母をとても愛し、彼らが自分の養父母だと言われることをとても嫌っていました。幸せな子ども時代を過ごしたと言っています。「僕は(両親に)選ばれたんだ」と、あえて強調するのも、彼が捨てられたことを意識してきた、裏返しだったのではないでしょうか。

娘リサの母親は、「あの人は捨てられたから、捨てる側にまわったのよ」と言っています。
「養子に出された結果、彼の内面は、『壊れたガラスがぎっしり』という状態になってしまい、それが彼の行動にさまざまな影響を与えているのだ」と。

捨てられたことは、確実に彼の傷になっていました。彼の強烈な性格、何もかもコントロールしようとすることも、また裏切りにあった時、例えばアップルに対してなど、徹底的に復讐するということも、彼が生まれた時に捨てられた、という思いからきているのだと思います。
いろんな見かたをする人がいるようですが、彼の複雑な性格は、幼児体験が大きいのは確かでしょう。

もしも、彼が養父母を実の両親であると信じて成長したのだとしたら、彼のあそこまで複雑な性格は形成されず、人との確執は生まれなかったでしょう。
若い頃、彼は果食主義で風呂にも入らず、長髪でいわゆるヒッピーのような風貌、臭くて人が閉口するような人間でした。

とっぴな格好をする人というのは、愛情に欠乏感を持つ人に多いのです。
私がヨーロッパで知り合った菜食主義の女の子も、ちょっと変わっていましたが、彼女も養女でした。両親は彼女を溺愛してくれていましたが、甘すぎることをどこかうっとおしく思っているような雰囲気でした。
いくら大切に育てたとしても、養子というのはデメリットがあるのは仕方がありませんが、だからこそ、養父母は大きな愛情の器が必要なんですね。

彼は両親からの愛を受けて基本的には幸せな幼少期を過ごしますが、中学に上がる前飛び級した頃から、少し変わり始めたかもしれません。13歳の時に、教会を完全に見限り、行かなくなりました。
初めてドラッグを見つかった時も、女の子と同棲をした時も、両親、特に父親は激しく諌めますが、結局彼を止められませんでした。
ジョブズの強烈な個性を抑えたり、うまく操縦することは誰もできなかったでしょうが、彼の何かへの反発、というものは、彼自身もどうしようもないもので、心にできた傷があったからに違いないと思うのです。

ジョブズの両親(養父母)はすごい方たちだと思うのですが、ひとつ疑問だったのは、出生についてオープンにしていた、ということです。「私たちはお前を選んだんだよ」と、彼が実父母に捨てられたことに悩む時、そう言って聞かせました。
出生の秘密に対して知ったことが幼少期でなかったならば、彼の内面はもっと安定していたかもしれませんね。実際、両親がいくら隠したとしても、いつかはその事実に彼も直面したでしょうし、避けられないことだったかもしれませんが。

赤ちゃんは、ずっと抱いていてあげるほどいいし、子どもはいつでも安心して飛び込める親の胸が必要です。思春期になっても、両親が仲良く居心地のいい家があることが、安定につながります。反抗期は必ず通過するものだといいますが、非行に走るほどの反抗期にはならないのです。

彼の養父母が「お前を選んだ」という言葉は、彼を納得させたかのようですが、私はやはり、小さい頃には養子の件は伏せるべきだと思います。

理屈などではなく、お前は自分たちの子どもなんだと当たり前のように信じさせてあげるのがいいと思います。
「お前は神さまから授かった大切な子どもだよ」そう言って育てれば実の子と同じになるのではないでしょうか。実際、生物学的な両親かどうかよりも、両親となったことが大切なのですから。

その辺は上手にオブラートにくるんだりしながら、本当に親の思いを理解できるようになってからなら、話すことも必要でしょうが…。
もともと親子というのは、選んでなるものなんかではないですから。誰も選んでその家に生まれた子どもはいないし、選んで子どもにするのではないはずです。
赤ちゃんがどのように生まれたかを説明する必要はありません。とても神秘的なことだからです。

捨てられた事実は彼に影響を与えましたが、彼の結婚後の人生は、それまでとは違う人生となりました。
彼の実父母は、離再婚のある人たちでしたが、彼は結婚前はいろんな遍歴があったものの、奥さんとの間によい家庭を築いたのです。母親と再会して、出生に関するトラウマを少し解除してから、彼の生き方は飛躍的に建設的になっていったと思うのです。


今日もいい一日を

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写真は:姫と桜
by (C)ひでわくさん
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今日の内容は「スティーブ・ジョブズT」を参考にしました

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posted by kuri-ma at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | スティーブ・ジョブズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする