カンターレとは、
他者に自分のすべてを捧げるもの。
だからこそ
捧げられる自分を持たなければならない。
その中身をつくってすべて与えること、
それが歌。
佐藤 しのぶ(オペラ歌手)
◇
他者に自分のすべてを捧げるもの。
だからこそ
捧げられる自分を持たなければならない。
その中身をつくってすべて与えること、
それが歌。
佐藤 しのぶ(オペラ歌手)
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ロンリープラネットが選ぶ「世界のオペラハウス」トップ10
国際ニュースAFPBB
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このトップ10には、歴史的な建造物や、ヨーロッパの古くからの都市にある、クラッシックなオペラハウスもあれば、近代的な技術を駆使した新しいものもあります。
ドイツなどを訪ねてみると、オペラハウスはよく見かける建物ではないでしょうか。地方にいたるまで、ちょっとした都市には必ずあります。またその近くにはオペラハウスよりも立派な教会堂が必ずあるのですが。
ブルガリアのようなそれほど大きくない国にも、首都のほかにいくつかの都市にやはりオペラハウスはあったと記憶しています。
オペラといえば地方都市にいた時、国でも有名だというオペラ歌手の方と知り合いお宅に訪問しましたが、彼女は何人か自宅で教えているようでした。何回かの訪問の間にそのレッスンにかち合ったことがありました。(あんまり上手とはいえないお弟子さんでしたが…)
こういうふうに、日本ではピアノやカラオケのレッスンを受けるような感覚で、オペラが浸透しているんだな、と感じたものです。
日本には、長い期間、お寺と神社はありましたが、そういう芸術に関連するものは、あまり浸透していませんでしたね。神社等でするお祭りには音楽もありましたが。
しかし、今では昭和のバブル期の名残か、市町村にくまなく、市民ホールなどが作られていますから、負けてはいませんね。市町村によっては、その時の巨額な負債に今も苦しんでいたりするようですが、こういうものへの投資というのは、金勘定とは別のものですから、決して無駄にはならないでしょう。
私がヨーロッパに一歩足を踏み入れた時、感じたのは芸術の伝統の重みです。またその背後に芸術を育てたキリスト教文化というものの、偉大さ崇高さというのでしょうか。とってもカルチャーショックを受けました。
知ってはいても、実際に目にすると大きいしすごいと感じて…。
このトップ10に選ばれたものは、おそらく私が見ていないものが大半なのですが、それくらい裾野が広いオペラハウスなのです。
写真はブルガリアの国立劇場
(観光者たちの写すものはどれも同じところのもので
この美しい建物に目に止まる人は少ないらしく
何千枚の中からようやく探した写真です
正面が堂々としているんですが…)
(観光者たちの写すものはどれも同じところのもので
この美しい建物に目に止まる人は少ないらしく
何千枚の中からようやく探した写真です
正面が堂々としているんですが…)