過ぎてかえらぬ不幸を悔やむのは、
さらに不幸を招く近道だ。
シェイクスピア『オセロ』
さらに不幸を招く近道だ。
シェイクスピア『オセロ』
【図解】時系列で見る米国同時多発テロ
国際ニュースAFPBB
国際ニュースAFPBB
9.11から10年、いまだ根強い「米政府陰謀説」
国際ニュースAFPBB
国際ニュースAFPBB
昨年、9.11関連の記事を書く際に、この陰謀説を初めて知りました。テレビ番組で扱ったよく出来た動画だったし、納得できるような根拠もある気がしました。しかし、何とも言えないなぁ、というのが私の感想だったのですが、上の記事を見ると、反陰謀説のサイトでもその説のほとんどが検証され、陰謀説は覆った形になっているそうです。ほっとしました。政府が云々という陰謀説はあまり想像したくない内容ですから。
しかし、未だに米国民の心理の中には、少数のテロ実行者によって、あんなにも大きな被害を起こしたということ、その衝撃が受け止められない、それが陰謀説の支持につながっているのではないか、ということです。
ビンラディンが死亡したという発表に対しても、それは嘘だという説や陰謀説がまことしやかに伝わっていました。
人の噂というのは、本当らしく伝わるものですね。
関東大震災で多くの火災が起こった時も、朝鮮人が火をつけたという噂が流れ、多くの罪のない人が無実の罪をかぶせられました。
今も昔も、信じられないものは誰かのせいにしたい、受け入れがたいものがあると、鬼のせいにしたいのでしょう。
日本での東電の事故についても、放射能汚染についても、鬼の情報ばかりが先行していますが、真実の姿とこれからの明確な対策を知らせてほしいな、と思います。
それにしても、震災直後には、海外のメディアには日本は放射能汚染で危険だという内容が流れ、外国人はいっせいに出国してしまいましたが、あれほどの恐ろしい風評はないくらいでした。私たちが鬼の国にされたんですね、あの時は。その時の風評が逆輸入されて、日本人がおびえているのは、ナンセンスなことなのですが、欧米の意見は信じやすいようです。
鬼や怪獣が出現したわけではありません。実際に起こってしまった災害や、テロというものを直視し、現実は現実として、これからを確実に歩んでいきたいですね。
どうか、上のニュースの内容をしっかりお読みください。
写真は:2011.09.06 和泉川 クサギ
by (C)ひでわくさん
画像あるいはタイトルクリックで写真のページへ
撮影者の名前をクリックすると撮影者のページへリンク
撮影者に許可を得て使用しています
無断転用はご容赦願います
by (C)ひでわくさん
画像あるいはタイトルクリックで写真のページへ
撮影者の名前をクリックすると撮影者のページへリンク
撮影者に許可を得て使用しています
無断転用はご容赦願います