さあ夢を叶えましょう

無料カウンセリング
を募っています。詳しくはこちら
まずは記事にコメントをお寄せくださるか
あるいは→のファンより
メッセージをお寄せください
お待ちしています

2011年08月28日

私たちに命をくれた人って?!「いのちのまつり」


蕎麦の花&ミツバチ


この本は2008年から、小学校の道徳の副読本となっているのだそうです。本の背表紙にもうたわれていましたが、17万部を越えたようです。
これを読んだ時、即座に相田みつをさんのことばを思い出してしまいました。

 自分の番 いのちのバトン

父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で 千二十四人
二十代前では……?
なんと百万人を超すんです

過去無量の
いのちのバトンを受けついで

今 ここに
自分の番を生きている
それが
あなたのいのちです
それが わたしの
いのちです


みつを



似ているのは、真実から出たものだからでしょう。たとえパクリだったとしても、沖縄のオバアの言葉として、とても活き活きしているので、これはこれでいいかなぁと思います。

子どもが主人公だということで、子どもたちにも親近感があって、ピンと来やすいでしょう。
また、絵本なので、それもイメージに訴えるものとして、とても有効です。最初は両親の二人から頭に思い浮かべるのですが、4人、8人…と増えていき、頭の中でどんどんふくらんで、最後には数えきれないご先祖様の数で、6つ折にしたページ一杯に広がります。


 いのちのまつり
「ヌチヌグスージ」


この島のお日さまは、もう真夏のような輝きです。
サンゴ礁の海を七色に変えながら、
虹色の魚たちが元気に泳ぎまわっています。
空に向かってほこらしげに枝をのばしているのはデイゴの木。
今年の春も真っ赤な花をつけました。

おもしろい形をした石のお家(うち)の前で、
大勢の人たちがお弁当を広げて、
楽しそうにおしゃべりをしています。

男の人がサンシンをひきはじめました。
それにあわせて歌いだす人がいます。

あれあれ、ひとり、ふたりと陽気に踊りだし、
石のお家の前は大にぎわいとなりました。

さっきから、
まんまるな目でその様子を見ているのは、
はじめてこの島にやってきたコウちゃんです。
近づいてきた島のオバアにたずねました。
「みんなで、なにしてるの?」
「あれまあ、わたしたちにいのちをくれた、
だいじなご先祖さまのお墓参りさぁ〜」
「お墓参り!?」
コウちゃんが、お家と思っていたのは、
島どくとくのお墓でした。
島では春になると親せき中が集まって、
ご先祖さまに「ありがとう」を伝えるのです。

びっくりしているコウちゃんに、
こんどは、オバアがたずねました。
「ぼうやにいのちをくれた人は誰ね〜?」
「それは……お父さんとお母さん?」
「そうだねえ。
いのちをくれた人をご先祖さまと言うんだよ」
「お父さん、お母さんって、
ぼくのご先祖さまなの?」

コウちゃんは、またまたびっくりです。

「だけどさぁ〜、お父さんとお母さんに
いのちをくれた人がいなければ、
ぼうやは生まれてないさぁ〜ね」
コウちゃんの頭の中に、
4人のおじいちゃんとおばあちゃんの顔が
うかんできました。

「おじいちゃん、おばあちゃんも、
ぼくのご先祖さまだね」
「そうだねえ。
だけど、おじいちゃん、おばあちゃんに、
いのちをくれた人もいるさぁ〜ね」

ときどきお野菜をおくってくれる、
ひいおばあちゃんのことを思い出しました。

小さな体で毎日、畑仕事に精をだしています。
コウちゃんは、ひいおばあちゃんが見せてくれた、
お嫁入りのときの古い写真を思い出しました。

コウちゃんが生まれたときにはもういなかった、
ひいおじいちゃん、ひいひいおじいちゃんや、
ひいひいおばあちゃんが、写っていました。
みんなコウちゃんにいのちをくれた、
ご先祖さまです。

「ねえ、おばあさん、
ぼくのご先祖さまって何人いるの?」
「そうだね〜……」

コウちゃんは、
指をおって数えてみることにしました。

「ぼくにいのちをくれた人、2人」
「お父さんとお母さんにいのちをくれた人、4人」
「おじいちゃんとおばあちゃんにいのちをくれた人、8人」
「ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんに
いのちをくれた人、16人」
「そのまた上に、32人」
「そのまた上に……」

「もう数えられないよ」
「ぼくのご先祖さまって、1000人くらい?」

「もっともっと、いるさぁ〜ね」

「じゃあ、100万人くらい?」
今度は思いきって言ってみました。
「どうだろうねぇ〜。
ずっとずっと宇宙のはじまりから、
いのちはつづいてきたからねぇ〜」
「オバアにわかるのは、
数えきれないご先祖さまのが誰ひとり欠けても、
ぼうやは生まれてこなかった、と言うことさぁ〜。
だから、ぼうやのいのちは、
ご先祖さまのいのちでもあるわけさぁ〜ね」

「なんだか、ぼく、不思議な気持ちがしてきたよ」

「ぼうやも、大きくなって結婚して、
子どもが生まれるさぁ〜ね。
また、その子どもが大きくなって、
結婚して子どもが生まれる。
いのちは目に見えないけれど、
ずっとずっと、つながって行くのさぁ〜」

「へえー、ぼくのいのちってすごいんだね」

「コウちゃん、さがしたぞ」
お父さんとお母さんがやってきました。
「あ、ぼくのご先祖さまだ」

いつのまにか、お日さまは
金色の海の中に沈もうとしています。

「コウちゃん、がんばれ!」
夕焼け雲の上から、たくさんのご先祖さまが
手をふっている気がしました。
コウちゃんも、
空に向かって高く高く、手をふりました。

そして、たくさんのご先祖さまに、
しっかり届くように大きな声で言いました。
「いのちをありがとう〜!」


生命(いのち)の旅は終わらない。
いや、終わらせてはいけないのである。 
「無限」という可能性を秘めて、
今、光り輝いている生命(いのち)の物語を
一人でも多くの人々に伝えてほしい。

作:草葉 一壽(くさば かずひさ) 
絵:平安座 資尚(へいあんざ もとなお)


沖縄では、先祖供養をとてもしっかりするらしいですね。本土では廃れ始めていることを、今も大切に家族ぐるみでしているようです。大切なことは、やはり家庭で自然に教えてもらうことなのかもしれません。

大切な命を守り抜いて、また誰かにバトンを渡していけるとしたら、しっかりと落とさないように渡していきたいですね。
この時代に命を与えられた者として、誰かの命にも関わって生きています。自分以外の誰かの命を輝かせていくために、私たちの命はあるのでしょう。私たちの魂は、誰かに真心をこめてあげる時に、最も輝いていくのですから。
今日出会う人に、笑顔と真心を伝えられますように。


よい一日を
よろしかったらクリックを!
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村
写真は:蕎麦の花&ミツバチ
(C)akemiさん
画像あるいはタイトルクリックで写真のページへ
撮影者の名前をクリックすると撮影者のページへリンク
撮影者に許可を得て使用しています
無断転用はご容赦願います



いのちのまつり「ヌチヌグスージ」
作:草葉 一壽
↓ 中身も一部見れます



kuri-maの参考記事:
 両腕のないピアニストのもらった命のバトン?!

kuri-maの参考記事「いのちのまつり」シリーズ
 私たちの命の出発は?!絵本「つながってる!〜いのちのまつり」より
 「おかげさま」に支えられる感謝の毎日?!〜おかげさま「いのちのまつり」より