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2011年07月30日

国を守るとは?!有事に頼もしかった自衛隊、有川浩の「自衛隊・図書館戦争シリーズ」を読んで




気配りに今度という言葉はない

斉藤茂太








最近私がはまっているのが有川浩(ひろ)さんの小説です。私的には「ベタ甘」という恋愛の要素が一番の魅力ではあるのですが、「自衛隊シリーズ」などで、私たちがあまり知り得ない自衛官たちの姿を描いてくれて、とても参考になります。

昨日は「海の底」を読みましたが、SF的設定ながら、超リアルでした。現行の日本の法的な防衛上の問題を分かりやすく突いてくれ、政府と警察、自衛隊の現場の隊員にではなく、組織の指導部トップ層への痛切な批判とも取れる内容になってます。
日本では自衛隊はあきらかに必要な相手に対しても、銃器を使うことができないのです。戦争になって敵が攻めてこなければ、防衛のための威嚇攻撃一つしてはいけないのです。
この物語では、政府がうだうだ決断を下さないばかりに、自衛隊が出動できず、また救出が決まっても「災害出動」に限られていたために、銃器が使えず、さらに軍事出動の許可を待たなければなりません。すぐに投入すれば一気に救出できた15名の民間人(子どもたち)を、助けることもできなく、警察側の機動隊にも大きな被害が出ます。ようやく、5日目になってその許可が下りるや、翌日の救出と、完全解決は一気でした。

これはフィクションであり、実際にはあり得ない凶暴な敵(なんと巨大エビ!)に対する内容でしたが、その一歩手前の災害時にも通じるものが大いにあります。
小説の中でも、現場の自衛官、警察官の任務に掛ける思い、日本を守るという責任感をしっかり描いています。現場びいきの描き方ですが、彼らの魅力というのは、有川浩さん自身が、取材で会ったという実際の自衛官たちの篤い心意気を表現するものだからでしょう。

「図書館戦争シリーズ」でも、完全なフィクションの設定ではあり、「図書隊」というのが出てくるのですが、その隊員たちの心意気というのも、自衛隊という設定を外し完全に架空設定になったので、更に活き活きと描かれています。とてもリアルな正義の味方です。組織ゆえのいやらしさや、矛盾、なかなか変えることのできない間違った社会の中で、何回も理不尽な思いに耐えながら、制約の中でもできる限りのことを、命懸けで守るべきものを守り、任務を遂行するという主人公たちの姿は、とってもかっこよく共感します。

さて、有川浩のフィクションは、現実、今回の大震災での不手際にはっきり表れていた内容を、すでに先読みし、批判してくれているようです。
「海の底」の敵は、巨大エビの集団でした。実際には想定し得ない出来事でした。でもそれ以上に強大な敵の襲撃や、想定し得ない大災害があるかもしれません。今回の大地震・大津波も想定外、で済まそうとしますが、震災後にその事態の緊急さと深刻さを感じなく、責任を持つことなく、ちゃんとした指揮もしなかったことがもっと恐ろしいです。

震災後、政府は即座に非常事態宣言をし、それに対応する委員会も緊急に立ち上げるべきでしたが、しませんでした。災害時のために発揮するものを持った優秀な官庁・官僚を働かせず、他府県にまたがった大災害の地方自治体の連携も取れないばかりか、多くの足かせを作ってしまい、数時間どころか、何日、数週間ものロスを作り、それが犠牲者の拡大に繋がったのではないでしょうか。迅速に対応すれば対応できたはずなのです。
非常事態に非常事態宣言をしなかったのは、非常事態と感じなかったのでしょう。わかっていてやったとしたら、日本を滅ぼすためとしか思えません。当然お忙しくはされたでしょうが、後手後手で、指揮も責任もできなかったのです。

そんな中で、2ヵ月間びっちり、しっかり活躍された自衛隊のことは、とても頼もしかったですね。
今回は米軍に助けられることも多かったと思います。すぐに出動してくれたおかげで、災害の混乱の中にある日本を他国に威嚇し暗に守ってくれたとも思いますね。
仙台空港の救援と復旧、これも救援のための物資を送るためにはとても大きなことでした。そして、自衛隊と共同で行方不明者の捜索にも、大きな力を発揮してくれました。

災害においてもそうですが、防衛ということを考えた時に、中国・ロシア・北朝鮮から狙われている立場では、米国や韓国などと協力していく方向が持てないかなぁと、思ってしまいます。
中国は巨大エビよりも恐ろしいのではないでしょうか。なんといっても、人間の形をしているし、心も持っているのですから。敵らしく見えれば、もっと警戒するのに…。

ソマリアや、中東で起こっていること、それも日本は対岸の火ではありません。有事のことを、想定して、二度と今回のような失態は繰り返してほしくない、と切実に願います。
そして、これが大切ですが、私たちにもできることがあるはずです。責任を持つべき人の責任は当然追及しなければなりませんが、私たちが果たせる責任もあるはずです。

私たちも日本人の心意気を見せる生き方をしたいものです。できることから。


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写真は:津波で打ち砕かれた防波堤
(C)akemiさん
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posted by kuri-ma at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする