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2011年07月24日

これは氷山の一角?!路上で芸売る元体操世界チャンピオン、中国


狂喜乱舞。


日の光をかりて照る
大いなる月よりも、
自ら光を放つ灯火たれ。


森鴎外









中国の元体操選手で世界チャンピオンにもなったことのある張尚武さん(27)が、北京路上でアクロバットを披露し、生計を立てていたことがわかり、中国社会に衝撃を与えているとのこと。彼は世界チャンピオンに輝いた翌年に故障して選手生命を断たれただけでなく、生活にすら窮乏する状態だったといいます。

中国では選手として見出されてしまうと、5歳から親元から引き離され、体操の訓練のため、その他の教育はほとんど受けることなく、特別な学校でトレーニングに明け暮れます。その結果、故障した選手は放り出され、保証もありません。選手の替わりはいくらでもいるということでしょう。体操以外のことは何もできない彼らには、外社会で生きていくすべを持ちません。張尚武さんも「栄光からどん底へ」を地で行ったといいます。

これは、日本ではちょっと感覚的に理解ができない内容ではないでしょうか。
ロシアなどの元共産圏では同様のことが行われてきたし、今も残っているでしょう。
ソ連の属国のような状態だったブルガリアで、元体操選手だった男性から、話を聞いた感覚、これもほとんど同じです。彼も故障でそこを離れざるを得ませんでした。特別なトレーニングの毎日で、学校といっても授業はあったとしても疲れて寝ていたということで、勉強ができないというのが彼のコンプレックスになっていました。
東欧のある国では、選手を薬漬けにしてコントロールしてきたといいます。今ならドーピングで引っ掛かるでしょうが…。同様のことが他の共産圏でもあっただろうということは、想像に難くありません。

どうして、こういうことが起こってくるのでしょうか。
中国でも衝撃的な話題となっているということですが、中国の人々はそれが自分とは関わりがないこと、自分の責任ではないと考えているのかもしれませんね。もしかしたら、一部の政府の高官の問題なのかもしれませんが、広大で膨大な人口を持つ中国ですから、そういうものが全体に広がっているはずなのです。政府や関係者の責任ではあるのですが、そのイデオロギーがやはり問題となるのではないでしょうか。
共産主義の考え方というのは、理想的な聞こえのいいことをいいますが、人間を物としか考えません。「労働」することが人間の価値だと考えますから、社会のために有益な労働をしない人間は価値がないのです。人権を無視した粛清という名の大量殺害ができるのは、人を人と思っていないからです。彼らの考える社会に、役立たない人は、価値がないし、人でもないということです。
アスリートを養成収容所のような所に入れて、脱落者は役に立たないわけですから、利用価値はないわけです。
ひどい言い方をしているようですが、その通りだと思いますよ。

中国は大きな力をもった大国ですが、そもそもの動機とするところが自国の利益です。相手の人権や尊厳を配慮するというものはないのです。
例えばチベットや内モンゴル、ウイグルへの人権弾圧は、目を覆うものがあり、それは東南アジアや日本や他の国々に対しても、虎視眈々と狙っている状況です。日本も?そう、日本もですよ、当然。

同じ人間の感覚として信じられない、という思いはあるかと思います。中国の人々も同じ血の通う人間のはずで、心を持っているはずですが、その心を鉄のようにして、目的に徹して休むことなく続けているのです。脱落する人がいても、替わりはいくらでもいますから。
五輪などのスポーツ競技に対しても、徹底した訓練で結果を出してくるところを見ても、中国にはスキがありませんね。その背後で、犠牲となった数知れないアスリートたちがいるということがあきらかになりました。

張さんの劇的な人生の変遷は中国市民の想像力に強く訴えかけ、元アスリートに対する政府の責任を問う声も広がり始めた。これこそ張さんがもう一度、チャンピオンの頃とは異なる形で得た評判を利用して解決したいと願っている問題だ。「皆に知られていない引退選手は大勢いる。何のスキルも持っていない元選手たちは、仕事を見つけられないでいる。しかし、わが国は引退した後のアスリートの生活支援をしていない。だから、僕は自分が得た発言力を利用して、社会の注目を、この問題に集めたいのです」

張尚武さんは、アスリートのことしか言っていないのですが、いたるところに中国の問題はあります。その根本が、心を持たないというのですか、血の通う部分を鉄か超剛金のようなもので覆ってしまっているということです。
泣いて笑う同じ人間のはずなのに…。

多くのブルガリア人や東欧の人たちから話を聞きましたが、共産主義は人を幸せにはしませんでした。それどころか多くの幸せを奪いました。そして、結局は物にも窮乏し、自滅するしかありませんでした。

中国とブルガリアの悲惨な事故のニュースを掲載しましたが、こういうことが起こること、また農薬漬けの作物が出回るということも、心の動機のねじがはずれて狂っているとしか考えられません。無責任になるのは、共産主義の得意技なのです。ブルガリアは自由化されたはずなのに、以前の体質はいつまでたっても、抜けないようです。
中国や北朝鮮などに住む人々は逃げ場がないわけですから、かわいそうです。まっとうなことを声を挙げようとすれば拘束されてしまいます。
そんな中で生活に必死なのでしょう。共産主義によって培われた無責任は、簡単に治らないということでしょうが、しかし、由々しき問題です。
これは氷山の一角です。埋もれた部分の方が大きいのではないでしょうか。

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写真は:狂喜乱舞。
(C)芥川千景さん
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