心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
◇
連続テレビ小説「おひさま」では、ついにハル兄さん(主人公の長兄)が戦死した知らせがありました。
実家に残されていた本を見ながら回想シーンで登場したのが、 『心に太陽を持て』山本有三(編・訳)の中の同名の詩です。
ホームページを見て興味を持っていましたが、昨日ドラマを見て、早速調べてみましたら、その当時はかなり多くの人に愛された本だったようですね。すぐに検索できました。
現代だったら、好きなバンドやアーティストの曲を「これ、俺の好きな曲なんだ」と兄弟や友人の間で話したりするのでしょうが、この時代は「俺の好きな詩だ」なんですね。そして、朗読してくれます。タイプの違う次兄は、「俺は苦手だ」と言うのですが…。
おそらく戦前の平和な頃の回想シーンなのですが、戦中戦後の大変な時代を生きる人たちに希望を与えたと思うのです。
そして、今を生きる私たちにも、希望を与えてくれるメッセージであると思います。
ちなみにこの本は短編集のようですね。大人よりも青少年向きでもあるようですが、この機会に読んでみたいですし、夏休みに子どもに読んでもらってもいいかなぁと思っています。
まだ読んではいないのですが、そんな予感がしています。
心に太陽を持て
ツェーザル・フライシュレン
山本有三 訳
山本有三 訳
心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
唇に歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。」
山本有三 編
『心に太陽を持て』より
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
唇に歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。」
山本有三 編
『心に太陽を持て』より
「心に太陽を持て」はドラマで出てきた本と同じ装丁のものはないようですね。
画像は取り込めなかったので、こちらのホームページから見てみてください。
「心に太陽を」真央の部屋
本の紹介はこちら↓
kuri-maの参考記事
連ドラ「おひさま」震災後の日本を照らせるか?!