母親になるのにベストな国ランキング2011年、日本は28位
国際ニュースAFPBB
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母親になる国ランキング、というと関心を持って見てしまいますが、やはり北欧諸国が上位に来ています。これは、ランキングの判定基準が、環境的な数字を基準にしているからでしょう。
すなわち、母親になるのにベストな資質を持った国というわけではありません。環境はもちろん改善していくべきですが、ある意味どうしようもないことです。
それよりも、その国の女性一人一人が、どれだけ子どもを幸せにできる内容を備えているか、そちらの方が大切だと思うのです。内容、つまり、愛情です。
このランキングは言い換えてみれば、女性が一人でも(シングルマザーでも)子どもを育てられるかどうかという環境重視のランキングに見えます。下にこのランキングの元になる項目を記載しますが、日本のどこが違うといえば、北欧社会主義諸国のような産休・育休や男女均等所得がないということでしょうか。それだけでなく、教育費にお金が掛からないとか、環境的状況は、北欧と日本では全然違いますから。
ただ、だから日本の女性が母親になるのにふさわしくないということにはなりません。先ほども言ったように、子どもの幸福というのは、もちろん環境が重要なのですが、どんな環境であっても、お母さんの愛情が最も大切だと思います。
そういう資質的なものからすれば、日本も負けていないし、数値の低い、アフリカやアジアの貧しい国々のお母さんだって頑張っていると思うのです。
そして、子どもはお母さんの愛情だけでなく、家庭で育てられるものですから、両親や他の家族との絆が何より大切となります。家庭を幸せなものにできるか、ということは母親の存在が大きいでしょう。夫とのつながり、そして、子供たちとの関わりをいいものにするために奮闘するのが母親かと思います。
確かに子どもを一人育てあげるには、日本より、ある意味もっと楽な国は多いのですが、それプラス愛情、そして人間関係つまり家庭が円満かどうかが大きいと思うのです。
女性が一人で育てたとしても、安心な社会環境、保障があるということ、北欧をまるで天国のように考えて、日本も「子ども手当て」の導入を考えたのでしょう。
確かにここ数十年、北欧は安定した生活環境を得たかにも見えますが、私が気になるのは、その背後にある問題です。
北欧では、離再婚も多いし、それ以前に結婚前の同棲ももっとフリーな感覚ですから、シングル・マザーも当然多いです。しかし子どもたちにはそれぞれしっかり教育を受けられるだけの様々な保障があり、困りません。
子どもは家庭で責任を持つものという、日本の伝統的なものとはちょっと異なります。社会が子ども個人を責任を持つとなると、親の生き方はあまり関係ありません。「子ども手当て」が所得に関係なく、子どものいる世帯に均等に支給されたのは、こういう社会主義の思想に影響を受けているのでしょう。
家庭が壊れているというと、離婚家庭だからとか、一概に一くくりにはできないのですが、そういう傾向は拭えないと思います。
また、ドラッグの浸透率も高いです。例えばオランダでは、大麻を一部合法化したのですが、それはあまりにも常習者が多いため、もっと危険なハードドラッグから、大麻に切り替えてもらうための一時しのぎ的な処置です。ドラッグ天国と言われるように、カフェで、大麻の売買が簡単にできるようです。
北欧といえば、ポルノも盛んな国なんですね。きれいな女性が多いのですが、ノルウェー女性のAVといえば金というイメージがあります。
また、北欧では近年産業が発展しているとはいえません。高い社会保障を得るためには、その元手となるものが必要ですが、その辺りは安泰とはいえません。日本の年金が危ういといっていますが、その比ではない補償をしているのですから…。
性が乱れ、薬物に汚染され、家庭に縛られなくても、シングルマザーでも子どもは育てられる、まるで天国ですが、もう先細りの天国なのです。
子どもがそういう中でしっかり教育を受けていけば社会の宝になることは確かですし、同時に愛情も受け、社会で生きる人間関係を円満に築けるようになれば、問題は何もないのですが…。
本当の母親になるのにベストな国、いったいどこになるんでしょうか。ランキングに関係なく、母親たちは、子どもにベストを考え、奮闘していくと思うのです。
答えは、将来、その国の子どもたちがどのように成長できるかに掛かっています。
以下の国はランキング43位までには入っていない国ですが、アフガニスタンと、パキスタンのウサマ・ビンラディンの潜伏していた近くの子供たちの写真集を掲載します。
アフガニスタンの子どもたち
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参照:https://blog.seesaa.jp/pages/my/blog/article/edit/input?id=199994453&finished_from_edit=1&finished=1
トップ記事のランキングは母親指標というもののランキングです
母親指標は、女性指標と子ども指標のそれぞれのデータをもとに総合ランキングが出されます。
「母親指標((Mothers'Index)」
1. 産婦死亡のリスク
2. 現代的避妊手法の使用率
3. 訓練を受けた医療従事者の立会いの元での出産
4.女性の平均余命
5. 女性の正規教育期間
6. 男女間の給与所得の比率
7.産休・育休制度
8.国政レベルでの政治への参加
9.歳未満の子どもの死亡率
10.未満の子どもの栄養不良児率
11.前教育就学率
12.教育就学率
13.教育就学の男女比
14.育就学率
15.な水の利用率
「女性指標(Women's Index)」
主に上記指標の1〜8を中心に比較しています。
「子ども指標(Children's Index)」
主に上記指標の9〜15を中心に比較しています。