北朝鮮で停電や食料不足に怒った住民がデモ、韓国紙―AFPニュース
北朝鮮の金総書記、69歳の誕生日 一部で特別配給できず―AFPニュース
ニュージーランドでの地震の大きな被害が出ている中、
中東で火のついた、民主化へのデモの波はリビア等にも及び、拡大しています。
そして、なんと、もしかして一番貧しい国かもしれないと思われる北朝鮮でも、デモが起こったとのことです。
中東でのデモの波は、インターネットの普及による情報効果だというのですが、北朝鮮で、インターネットを検索する余裕が庶民にあるとは思えません。
ある意味で、各国の動きなど知りようもない北朝鮮の人々にとっても、まるで中東に同調したかのように、デモが起こるということは、やはり倒れ始めたドミノが思いがけない所にまで波及したのかもしれません。そう思わされるようなタイミングですね。
半世紀以上前の時間が逆戻りしたような中に置かれている北朝鮮にあっては、世界の情勢も国が流した情報のみしか知ることができないのです。
食べ物に事欠く生活の中で、いつもなら金正日主席の誕生日に支給される特別配給(米など)が経済問題で回らず、更に式典のために、そうでなくても乏しい電力が首都平壌に行ってしまって停電になって…。
限界につぐ限界がデモの引き金になったのです。
自由を持たない国民にとって、デモの自由もないはずなのです。そういうことが許されない、北朝鮮の不自由さの中でデモがおこることは、ありえないはずなのに、どんなに限界だったのでしょうか。
北朝鮮の悲惨さについては、以前語った通りです。
食べ物も薬も自由もない国、豊かな日本では、犬やネコまで糖尿病にかかるというのに、家畜以下の生活に甘んじるしかないのです。同じ人間として、胸が痛みます。
北朝鮮については、明日もお話しすることにします。
では、今日もいい一日を!
【kuri-maの参考記事】
延坪島砲撃で考える「クロッシング」?!隔てられ引き裂かれた二つの国
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