バレンタインデーが近づいてきました。
最近、小学生が見るようなテレビ番組でも、必ずバレンタインデーをネタにしているのを見て、閉口気味です。小学生から、好きだなんだは、本当にやめて欲しいと思います。
バレンタインデーに向けて、そんな大人の浮いた状況が、子どもたちにも反映するんでしょうね。
ケンとバービー、よりを戻すか?ネット投票で決定へ―AFPニュース
日本ではそれほど認知度はありませんが、欧米ではなんといってもバービー人形です。女の子だったら三歳以上は誰でも持っている、という感じでしょうか。
日本のリカちゃんに比べると、一回り大きく、キャラクター的にもグラマーでゴージャス感があります。リカちゃんも昔に比べてずいぶんスタイルがよくなり、モデル並ですが…。
生誕52周年を迎えるバービーですが、このニュースを見るまで、バービーの元彼はケンといい、43年間恋人同士だったにも関わらず、2004年のバレンタインデーで破局を迎えていたことを知りませんでした。長すぎた春ですね。
ケンにはその後恋人がいるのにも関わらず、バービーとよりを戻したがっているとのこと。
二人の行く末はファン投票に委ねられているらしいので、投票したい方はどうぞ→
(英語のページです)。こちら
結ばれるべきだと思えばYesを、
すべきでないと思えばNoをクリックするだけで投票となります
結ばれるべきだと思えばYesを、
すべきでないと思えばNoをクリックするだけで投票となります
どうして、このようなことになるのか、アメリカの世相を反映しているんでしょうね。数年間バービーは彼氏なしだったのでしょうか???
映画『トイ・ストーリー3』を見た子どもたちに内容を聞くと、バービーとケンは単に出会って恋に落ちる設定として登場したようです。
永遠に恋人同士というイメージだと思うのですが…。
子どもたちにとっては、別れたり、よりを戻したり、そんなことはナシにしてほしいです。
バレンタインデーを前にして、現実の世界でも愛の獲得のためにいろんな思いが交錯するんでしょうね。
愛憎というものを感じさせる二つの記事を。
「行かないで」、愛のため旅客機に偽の爆破予告 チリ―AFPニュース
70歳女性が殺したかった元彼は「32歳」、ロシア―AFPニュース
国際的にも3面記事というのは、愛憎沙汰が満載のようです。
愛は盲目」とは言いますが…、愛のためには、どんな馬鹿げたこともしてしまい、またそれが憎しみに変われば、殺そうとすらするのです。
「殺人依頼の金額には唖然としましたが…。3万ルーブル(約8万5000円)これ、ロシアとの格差もあるんでしょうが、殺人を依頼する金額にしては庶民的な気がします。
人を愚かにも、愛憎の塊にもさせる「愛」というもの。
彼らもかつては甘い恋愛関係にあったのでしょう。
「恋愛」というのは、変わりやすいものだといいます。
どんな時に愛が冷めるのでしょうか?
恋愛の甘いムードが続くのは、どんなに熱々でもせいぜい三、四年だといいます。「タデ食う虫も好き好き」といいますが、ふと我に返る時があるというんですね。
長続きさせるのは相互の努力も必要ではないでしょうか。
「愛している」というものが、ただの感情だけで終わるのでなく、本当にその人を大切に思い育てていくことができれば、変わってくるのです。
ただの、執着心、自己愛だけでは、事件をおこしたような女性の結果と似たようになってしまうかもしれません。
それでも、人は人を愛さずにはいられないのでしょうか。
愛してからが問題、かなぁと思いますし、よりいい関係で愛し合うために、
それ以前に、よい相手と出会い愛し合うためには、その前の準備が大切なのかもしれないと思います。
いつその相手が来ても、その人を大切に愛することのできる準備です。
その愛する準備はいくらしても無駄にはならないでしょう。
愛を表現するのは悪いことではないですから、バレンタインデーも悪くないと思うのです。
私もお世話になっている人たちに手作りのものをあげたり、色々した時期がありました。もっぱら義理チョコですね。
愛する夫には毎年チョコはあげていますが、今年もまだ準備していません。
努力が大切と口ではいいますが…。
こういうイベントの機会に便乗して、マンネリの恋人や夫との関係もチョコの甘さを使って、演出してみるのもいいですよね。あくまでも物や演出よりも、「まごころ」かなぁと思いますが…。
写真は芥川千景さん「風の強い日もある。」